キャッシング契約をする為には、いろいろと手続きが必要になりますが、その中で審査というものがあります。契約をしたいと考えていても審査を通らなければ契約は結べません。
この審査ですが、キャッシング初心者の人やそんなに詳しくない方は、ちょっとした知識が無い故に審査で失敗をしてしまったりするんです。審査は一発勝負なので取り返しのつかない失敗になるんです。
ちょっとした知識を付けるだけで、そういった審査での失敗を無くし、審査に通りやすくなる方法があるんですよ。メジャーなキャッシングのバンクイックを例に取って解説をしていきましょう。
仮審査で不合格でも契約できる可能性は有ります
キャッシング契約では多くの場合、本審査の前に仮審査というものがあります。この仮審査というものが何かというと、本審査の前に対象を絞り込むフィルターのようなものですね。
つまり本審査ではより細かい条件で契約できるかどうかを審査する訳ですが、その前に初めから条件的に契約が厳しい人と解っている人は篩にかけるという事です。こうする事でお互いの余分な手間暇を省こうという事ですね。
契約者にしても契約できないとわかっているならわざわざ手間暇のかかる審査の準備をするのは時間の無駄ですよね。
時間的にも15分～30分程度で結果がでるようですね。
仮審査はあくまで大凡の審査基準
でもそれは、一度仮審査で通らなくても絶対に契約できないという事ではないのです。というのは、通らなかった理由がわかり、その条件をクリアーできれば契約できる可能性が有るという事なんです。
逆に本審査で一度はじかれてしまうとしばらくの期間は契約できないというリスクが有ります。しばらくというのは、大体3ヶ月～半年と言われています。
またそれだけでなく、本審査で落ちると他のキャッシングでも審査が通りにくくなるというリスクもあるので要注意なのです。
それは本審査で落ちると金融機関が情報共有している情報機関へとその情報が保管され、次の審査の時にも、他のキャッシング審査で落ちたことがマイナス材料としてなってしまうからなんです。
仮審査はどこにも記録が残らないので、自分に不利になるような事はありません。仮審査は大凡の審査基準では有りますが、自分が契約できる基準を確認するチャンスでもあるのです。（こちらもご参考に→バンクイック審査基準を教えて！）
仮審査で落ちる理由
では仮審査で落ちてしまう理由は何なのでしょうか？それは大きく言うと、収支のバランスが悪いというという事です。
つまり、現在の収入に対して、借りようとする金額が大きすぎるという事が一番の原因です。もちろん審査内容を細かく見ていくともっといろいろな要因分析ができます。
しかし、まず仮審査では自分が現在どのくらいの金額で有れば借りられるかを図るものさしになります。自分がどのくらいまでなら借りられるかを把握することはとても重要な事なのです。
それを確認してから本審査に臨みましょう。では本審査ではどのような事が行われているかを順々に教えていきましょう。
審査の内容を把握し傾向と対策を考えよう
本審査では実際契約が出来るかどうかを審査します。では審査ではどんな内容を元に行われるのでしょうか？大きく分けると以下の二つになります。
- 身分証明
- 返済能力の有無
身分証明は契約の最低条件です
まず身分証明はキャッシング契約をするにおいて最低条件となるものですのです。といってもそんなに難しいものでは無く、証明書類を集めればまず問題無く通ります。
身分証明書は主に、運転免許証・パスポートが一番有効です。このどちらかがあれば基本1つで十分です。バンクイックでもこのどちらかがあれば問題ないようですね。
もしどちらも無ければ、健康保険証・住民票がこの代わりになります。この場合には、補填するものとして公共料金の領収書（現住所証明になる）などが必要になる場合も有ります。
返済能力の審査方法
次に返済能力の有無です。実際にはこれが契約できるかの分岐点になるわけです。重要なのは、前項で説明した「収支のバランス」です。
しかし単純に収入を見るだけではありません。収入の元となる職業・職業身分も大きく関係してきます。関係する項目を列挙していき、一つ一つ項目を見ていきましょう。
- 職業・職業身分
- 所属会社・団体
- 収入（年収）
- 在職歴
職業・職業身分も重要ポイントの一つですが、主には正社員かそうでないかが大きな分かれ目となります。もちろん正社員の方がより有利な条件となります。なぜかというと、それだけ条件が良く、安定性が有ると判断されるからです。
所属会社・団体もその理由で審査項目となります。一般的に公務員が大手企業の方がより有利な条件となります。これも安定性がキーポイントですね。
次に収入ですが、収入はあくまで借りる金額の物差しぐらいに考えておいた方良いでしょう。規準はキャッシング会社・銀行によって異なりますが、年収の1/3というのが一つの基準として有るようです。
ネットなどの仮審査ができるツールでおおまかな額は把握する事ができますので、是非活用するべきですね。最後に在職歴ですが、これも重要なポイントです。
特に半年未満であると契約率がかなり低いというデータが有るようなので気を付けましょう。重要ポイントの中で何度か説明してきましたが、収入の安定性が審査のキーポイントになります。
つまり単純に収入が高いというだけでは契約はできないという事です。安定した収入確保が返済能力の有無に大きく関係しているのです。
バンクイックの基本情報を知ろう
審査の内容を細かく説明してきましたが、それだけでなく、契約する会社・銀行を知る事も重要な事です。キャッシングをどのような人を対象にしているか、で、自分が当てはまるかどうかを確認しておくべきでしょう。
では例としてバンクイックについて基本情報を確認していきましょう。バンクイックは三菱東京ＵＦＪ銀行のキャッシングです。
特徴の一つとしては三菱東京ＵＦＪ銀行という誰もが知っているメガバンクのキャッシングという事が有ります。つまり信頼度が非常に高いという事ですね。ではスペックはどうなのでしょうか？一つ一つ見ていきましょう。
| 対象年齢 | 金利 | 借入限度額 |
|---|---|---|
| 20歳～65歳以下 | 4.6％～14.6％ | 500万円 |
自分が対象範囲か確認をしよう
まず対象年齢からみてみるとかなり広い年齢を対象にしています。とはいえキャッシングの中では平均的ではあります。対象年齢の広さもキャッシングの特徴なんですね。
対象という事で言えば、アルバイト・パートの方も契約対象者にしていますね。かなり幅広い層を対象にしているので対象外の方の方が少ないかもしれません。とはいえ未成年は対象外になっています。
また自分に収入が無くても配偶者に収入がある人であれば契約できる可能性はあるようですよ。
金利はキャッシングを選ぶ際の重要項目
次に金利は4.5％～14.5％となります。
消費者金融系の平均金利が5％～18％と考えると大きな違いですね。
平均的に見ても消費者金融系と4～5％の金利の開きがあると見ていいでしょう。100万円借りれていれば年間5万円の差額が出てきますよね。これは大きな違いです。
最後に限度額ですが、500万円というのは平均的ではありますが、やはりメガバンクの資本力というのは一つの魅力です。資本力が有る方が大きな額を借りられる可能性が高くなります。
バンクイックのメリットはそういったところにもあるようですね。
審査の注意事項を知ってミスを無くそう
では最後に審査における注意事項を知っておきましょう。審査項目を知って傾向と対策を知る事も重要ですが、案外ちょっとしたことで契約できたりできなかったりするんですよ。
審査書類は間違いや漏れの無いようにしよう
審査書類の間違い・漏れを無くす、という事も重要な事の一つで、審査書類の書き方一つで落ちてしまう事もあるんですよ。
特に記載間違い・書き漏れは、虚偽申告と区別がつかない為、それだけで契約無効となってしまう事も有りえる重要な事柄です。良く注意してい記載し、必ず終わってからチェックをしましょう。
また、身分証明書・現在の職歴・収入証明書との整合性がきちんと取れているか確認する事も重要です。証明書と違いが有れば、これも虚偽報告と取られかねないですからね。
審査はタイミングが重要
審査は申す込むタイミングも重要だという事を知っておきましょう。タイミングとは大きく二つ、自分が通りやすいタイミングと会社・銀行が通しやすいタイミングです。
まず自分のタイミングですが、前項でも触れましたが、在職歴というのが審査の大きなポイントの一つです。半年未満は契約確率が低いという事にも触れました。
つまり転職後すぐは契約は難しいという事を気を付けなければいけません。転職はいろいろと物入りでお金も必要になる事が多々あります。
しかし転職してからキャッシング契約をしようと考えても契約は難しいでしょう。するなら転職前にしておかなければいけません。
銀行・会社側にも通しやすいタイミングがある
そしてキャッシング会社や銀行側にもタイミングが有り、審査を厳しくしたり、緩めたりしているという事実も知っておかなくては行けません。
そんな事あるの？と思われるかもしれませんが、銀行側もビジネスでやっているので、経営が厳しかったり世の中の景気で審査基準は変わったりするのです。
しかしその判断をするのはなかなか難しいですよね。一番わかりやすい方法として、契約に関するキャンペーンなど張っている時は審査が通りやすいというのがあります。
内容にもよりますが、キャンペーンをしているという事は契約を増やしたがっているという合図ですので、契約もしやすいと考えて良いでしょう。タイミングも重要内容の一つなんですね。
以上の点に注意して審査の傾向と対策を自分なりに考えてみましょう。
【参考ページはこちら】
バンクイックを利用できる職業とは
