「銀行で借入するには審査が厳しいと聞くし、かといって消費者金融で借入するには知識が足りなくてなんだか怖いし…」
そんな時に一番最初に検討したいのが、大手銀行の直営するカードローン。
その中でもよく知られているもののひとつが、三菱UFJ銀行のバンクイック。
「でもそれなりの年収がないと借入って難しいのでは…?」
「そんなに年収の高い方ではないけれど…やっぱり年収は借入額に影響しますよね?」
ここではバンクイックを利用したいと考えている人のために、バンクイックの年収と借入額の関係についてお話ししていきます!
バンクイックの融資条件を知ろう
借入をするために最初に知る必要があるのは、借入できる限度額についてです。
まずはバンクイックがどのような条件で融資をしているのかを知る必要があります。
バンクイックの借入限度額
バンクイックでは以下のような条件で貸付をしています。
融資限度額 | 上限500万円 |
---|---|
金利 | 年4.6%?14.6% |
利用対象年齢 | 満20歳以上、65歳未満 |
利用対象者 |
|
その他 | 保証会社(アコム株式会社)の保証を受けられる者 |
職種は関係ありません。アルバイト、パート、派遣社員なども対象となります。年収の高低に関わらず、収入を得ているのであれば大丈夫です。
ただし、学生の人やアルバイト・パートの人の借入の上限額は30万円までとなります。
外国人の場合は永住許可を受けている人のみが対象となります。(日本国籍を取得していたり、居住年数が長く身分がはっきりと証明できる人)
申込に必要なものを用意する
銀行のカードローンであるバンクイックだと、何かと準備が必要かと思う人もいるでしょうが、実際に必要になる者は以下のものだけです。
- 本人確認書類
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証 など
ただし、外国人の場合には外国人登録証明書などの書類も本人確認書類として提出しなくてはいけません。
利用する借入限度額が100万円超の場合
バンクイックでは、借入限度額が100万円を超える場合には収入証明となる書類を一点提出することになります。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 納税証明書その1・その2(個人事業主)
- 確定申告書第1表・第2表
バンクイックは総量規制対象外!
基本的に消費者金融で借入をする場合には、借入できる金額は年収に対しての比率が法律によって決められています。
では、銀行のカードローンであるバンクイックにもそういった年収によって借入額の上限は決まってしまうのでしょうか?
総量規制とは何か?
実は、銀行と消費者金融とでは、賃金業を営むにあたって、法律で定められた規則が異なるんです。知っていましたか?
銀行 | 銀行法 |
---|---|
消費者金融 | 賃金業法 |
賃金業に関する内容としての差異はさほどないのですが、ただ銀行法のほうが賃金業法よりも決め事が少なく、柔和です。
その最もわかりやすい象徴となっているのが、総量規制です。総量規制の内容は以下のようになっています。
個人の借入総額は年収の3分の1以内までとする
これは賃金業法のみに記されているもので、銀行法の中には総量規制は記されていません。つまり、総量規制対象外ということになります。
わかりやすくいうと、総量規制対象外であるということは、法律上、年収の3分の1以上の貸付も行えるということになります。
総量規制を超えた借入は本当に可能なのか
法律上では、銀行法で運営しているバンクイックは銀行カードローン。年収の3分の1以上の融資もしていいということになります。
しかし、これは実際にはこのような融資は可能なのでしょうか?
総量規制を超えての借入は可能
バンクイックは三菱UFJ銀行のカードローン。銀行法に基づく融資となります。
そのため、総量規制を超えての融資をしても、法律上何の問題もありません。
それでも難しい総量規制を超えた借入
たとえ銀行法で総量規制対象外となっていても、実際に年収の3分の1以上の借入というのはなかなか難しいといえるでしょう。
なぜ賃金業法の総量規制で、借入総額が年収の3分の1以内と定められているかわかりますか?
これは「年収の3分の1までなら返済可能な範囲な金額」という判断から決定されたものです。
銀行の場合、もともと国の指導のもとでしっかりと運営していると国が考えているため、法による規制が緩くなっているため対象外となっているのです。
総量規制を超えた借入をするとなると、それなりに審査の内容も厳しいものになると考えるのが妥当。
総量規制を超えた借入には相応の返済能力と人柄を求められるものだと心得て申し込む必要があります。
年収3分の1を超えた申込をする
先にも挙げたように、総量規制を超える借入は法律上は可能でも、実際問題としては難しい側面があります。
もしも総量規制を超える利用を希望している場合、どのようなことを気をつけなければいけないのでしょう。
いきなり希望額に年収3分の1以上の金額は書かない!
「年収3分の1以上の借入が必要だし、総量規制のないバンクイックにしよう!」
といって、いきなり申込用紙の借入希望額を記入する欄にその金額を記入するのは感心しません。
総量規制を超えている金額での借入を希望する場合には、まずは窓口で相談するべきです。この場合はメールよりも電話での問い合わせがオススメです。
借入額についての質問は、お金に関する大切な話です。詳しく事情が話せるので話も伝わりやすく、バンクイック側の心証にも多少なり影響は与えます。
最低でもこれはクリアしておきたい条件
総量規制を超えての借入は、審査が厳しくなります。
その審査をクリアするためには、最低限でもこれだけは該当しているほうがいいという条件があります。
- 他社での借入がない
- バンクイックの優良顧客である
初めてバンクイックを利用するのに、いきなり総量規制を超えた希望額を提示するのは関心しません。
バンクイック側との信頼関係を築かないうちからの高額申込は、「この人は金銭トラブルを抱えているのでは…」という印象を与える可能性も。
こうなると、総量規制を超えた借り入れどころか、総量規制以内の借入すら難しくなる可能性も出てきます。
最低でも半年?1年の定期的な利用をして、その間の返済は一切滞らせないということを徹底しましょう。遅延、滞納、延滞は禁物です。
総量規制超えた借入に職種は関係ある?
バンクイックは、基本的には安定した収入がある人が全対象で、しかも総量規制対象外となっています。
しかしだからといって、借入額に年収や職種は全く関係ないというわけではありません。
通常の借入もそうですが、特に総量規制を超える借入を希望するという人の場合は、かなり影響があるでしょう。
社会的地位の確立した職業に就いていたり、役職についていることで有利になることは否めません。
反対に、アルバイトやパート、自営業の人の場合だと低収入ということや収入の安定性に欠けるという点では不利と考えざるを得ない側面もあります。
(⇒バンクイックを利用できる職業)
こういった条件の厳しさが発生しますから、バンクイック側に相談しないままの総量規制を超えた申込はオススメしません。
また、賃金業は信頼関係が築けていることが借入に影響を与えることも少なくありません。それ以外にはっきりとした保証もありませんから、まあ当然でしょう。
他社での借入を解約してもすぐには無理!
もしも他社での借入がある場合、総量規制を超えた借入が出来ない可能性が非常に高いです。
「よし、じゃあ解約しよう!」
と急いで完済して契約解除手続きをしても、バンクイックから明日からすぐに総量規制を超えた金額の借入ができるようになるわけではありません。
他社での借入に関する記録は、すでに個人信用情報の管理機関に保持されています。これは一定期間残ります。
複数の消費者金融などから借入をすると、後々不都合なことが発生しやすくなります。利用先は1ヶ所にしておくほうが賢明な借入の仕方といえます。
【参考ページはこちら】
バンクイックで100万以上借りることはできる?