三菱東京UFJ銀行・バンクイックの利用者には利用限度額の増額を希望する方が少なくありませんね。ネット上の口コミではバンクイックを利用してから半年ほどで限度額の増額案内がきて10万円から50万円程度の増額に成功したという事例が見かけられます。
しかし、30万円から100万円というような大幅な増枠の事例はあまり見当たらず、大幅な増額は簡単ではないかもしれませんね。
そこで今回はバンクイックの限度額の増額を取り上げます。増額がどのように行われどのような範囲で増額が可能なのか、多い増額の金額はいくらか、増額に伴うリスクはないのか、といったバンクイックでの増額の実態を紹介していきましょう。
バンクイックでの限度額の増枠はいったいどうなっているのか
インターネット上の口コミやカードローン紹介サイトなどでの情報をもとにバンクイックの利用限度額の増額の実態を紹介します。どのようなタイミングで増額が可能なのか、どれくらい増額できそうなのか、といった内容を確認していきましょう。
限度額が増額できるタイミングとは
バンクイックと契約してから最短でいつ限度額の増額が可能になるか気になりますよね。一日でも早くアップしてほしいと思っている方も多いのではないでしょうか。
ネットの口コミをみていると、最も早い期間として2~3カ月ほどで増額案内が来て限度額のアップに成功したという事例がありましたが、これはレアケースといえそうです。初回の増額時期としては6ヶ月から1年以内で、7~8カ月という期間が多いと思われます。
逆に増額に失敗した方の場合契約してからの期間が6ヶ月に満たない方が少なからずみかけられます。また、他のローンの増額の時期に関する情報を集めると、やはり6ヶ月程度の期間が必要とする情報が多く見かけられます。
増額はいくらくらいまでできるのか?
バンクイックで限度額の増額がいつできるかという点のほかに、どのくらいまで増額できるかと思っている方も少なくでしょう。利用者としては限度額が多いほうがいざという時に安心ですからね。
(⇒厳しいと噂のバンクイックの増額)
バンクイックでは限度額の増額ルールは公表されていませんが、ネット上の口コミなどでは次のような情報がみられます。
表1:増額の金額
番号 | 情報の内容 |
---|---|
1 | 年収300万の派遣社員、10万円から50万に増額成功 |
2 | 一度の増額で10万円のアップが多い |
3 | 契約してから7カ月後に増額案内の連絡があり、50万円から60万円に増額成功 |
4 | 限度額50万円までは比較的簡単に増額できやすい |
5 | 契約後約半年で増額案内の連絡があり、他社ローンの借換えのため100万円から250万円に増額成功 |
6 | 契約後約1年で増額案内の連絡あり、他社ローンの借換えのため200万円から250万円に増額成功 |
7 | 限度額が30万円から100万円というような大幅の増額は困難では? |
番号2と3などの例でみられるようにバンクイックでの限度額の増額としては10万円アップの事例が多いかもしれません。若い世代の利用者を中心に10万円から20万円、50万円から60万円といった10万円単位の増額が多くみられますね。
番号1と4の例のように限度額が50万円までの増額は比較的容易で10万円を超えるアップも少なくないようです。初回の限度額はやや低めに設定されることが多いのでその後の利用状況が良ければ50万円までの増額はあまり難しくないとみられています。
利用者が初回の契約後から一定の借入れを行い返済が滞ることなく利用していれば10万円から30万円、20万円から50万円といった増額も十分に期待できるのではないでしょうか。
番号6の例のように限度額の階層をまたぐような増額では大幅なアップも期待できそうですね。バンクイックの限度額は50万円以下の階層から500万円までの9階層に分かれています。
そのため限度額の階層を移動するような増額に成功できれば増額幅も自ずと大きくなる可能性があるわけです。例えば、100万円の限度額から150万円へ、200万円から250万円といったように50万円以上の大幅アップも不思議ではないですね。
番号7の例のように一般的には70万円以上の大幅アップは困難と考えられていますが、番号6の例にあるように状況によっては100万円以上の大幅な増額が行われることもあるのです。
一般的に増額の機会は半年から1年程度に1回あるとみられていますが、その間に利用者の返済能力や信用力が大幅にアップすることは少ないため限度額もそれほどアップしないのが普通と思われます。
利用者にとっては利用限度額の総額を大幅にアップできないとしても他社の高い金利からバンクイックの低い金利で借換えできるメリットは非常に大きいといえるでしょう。
また、アルバイトから正社員になった、大企業に転職して収入が大幅に増加した、といった就業状況や収入状況が大幅に改善すれば、かなりの限度額のアップが期待できるかもしれませんね。
バンクイックでの利用限度額の増枠方法とは
バンクイックでどのような限度額の増額が行われているかをみてきましたが、その増額するための手続きや方法をここで確認しておきましょう。増額を実現するためにはローンからの増額案内を待つか、自ら増額申請するかのどちらかになります。
バンクイックからの連絡を待たず自ら申請する
バンクイックでは利用者(会員)がその利用限度額をアップするために自らローンに増額申請することができます。
自ら申請する手段としてはバンクイックの専用会員ページから申し込む方法と、フリーダイヤル(三菱東京UFJ銀行第二リテールアカウント支店)へ電話する方法とがあります。審査には通常2~3日かかるようなので急ぐ場合はその点も相談したほうがいいですね。
自ら申請する場合、その申請時期だけで増額の可否が判定される可能性もあるので注意が必要です。増額審査ではバンクイックでの利用状況(利用実績)も重視されるため、申請時期が早いとそのデータが不十分になり適切に評価されない可能性がでてくるわけですね。
前に確認したとおり申請する場合は前の限度額設定時から半年はおいて増額したほうがいいでしょう。特にあまり利用していない場合は申請時期をずらして一定の利用実績をつけてから申し込むべきですね。
バンクイックからの連絡を受けて申請する方法
カードローン事業者の中にはその利用者の利用状況を定期的にチェックして利用限度額の増額を促す案内を出すところもあり、バンクイックもそれを行っているのです。
どのようなタイミングで増額案内を出すかは公表されていませんが、社内のルールに従い一定期間ごとの事前審査の結果に基づいて出しているとみられています。
その案内とは、「現在のご利用限度額を○○万円に増額できる可能性がありますが、どうなさいすか?」というような内容で一般的には電話による連絡が多いようですが、メールによる案内もあります。
どのような事前審査が実施されているかは不明ですが、バンクイックでの利用実績面の審査が中心と考えられます。一定期間内でバンクイックからの借入れがどのくらいあり、その返済をどのように実施しているかなどが評価されているようです。
そして、その審査に合格できれば増額案内が出されることになるわけです。つまり、増額案内を受けるということは事前審査に通過しているということであり、収入、他社借入や信用状況などが悪化していなければ増額できる可能性は低くはないでしょう。
バンクイックでの増額審査の実態
先ほど確認したようにバンクイックから増額案内の電話がかけられることがありますが、その際に増額申請ができます。その機会を利用すればあらためて利用者から電話をかけたりパソコンから申し込んだりする必要もないので本当に簡単に済ませられますね。
その電話で申し込む意思を伝えると、担当者から住所の移転、勤務先の変更や収入の変動などが質問されそれに回答すると申込者としての申し込みはほぼ終了することになります。時間としては2~3分程度で終わるケースが多いようですね。
審査結果は通常2~3日かかり、電話による連絡が基本となっているようです。もし急ぐ場合は第二リテールアカウント支店のフリーダイヤルに相談するとよいでしょう。
増額を成功させるポイント
ここではバンクイックでの利用限度額を増額させるためのポイント紹介しておきます。何をすれば増額に成功しやすくなるのか、どうすればより多く増額できるのか、といった増額成功の重要点を確認していきましょう。
限度額に見合った実績を作る
お金の貸手としては優良な顧客に多くの金を貸すほど安定した収益を得ることができます。そのため貸手自らが顧客の利用状況をチェックして優良と思われる利用者に増額の案内を出すわけです。
したがって、バンクイックでの限度額の増額に成功するためには同ローンから増額させたいと思わせるような利用状況を作っていくことが成功のポイントになるでしょう。そして、その利用状況は各利用者の契約限度額の内容によって当然かわってきますね。
例えば、限度額が50万円の方が既に30万円以上の借入れをしていて、それを確実に返済しているなら限度額にマッチした利用をしている優良顧客としてバンクイックから評価を受けられるかもしれません。
しかし、限度額が150万円の方が30万円程度の借入れしかしておらず、かつ返済の遅れが何度か発生していたとすると優良顧客としての評価を受けることは難しいでしょう。その結果、前者の方は限度額が増加し後者の方は減額されるということになるかもしれません。
他社の借入額や借入件数を減らす!
利用限度額はローン利用者の希望額、収入、借入額、与信枠、その他支出、信用状況やローンでの利用状況などによって決まるものですが、一旦決まるとそれらの要素が大幅に改善されない限り限度額も大幅に増額される可能性は低いですね。
前に確認したとおり10万円~30万円程度の比較的低い限度額から10万円程度の増額を実現することはそれほど難しくはないでしょう。しかし、限度額にもよりますが一度に50万円以上の増額を成功させるには何らかの要素の大きな改善が必要になるはずです。
要素の中でも収入の改善が限度額の増額には効果が高いと考えられますが、優良企業に転職などをしない限り実現することは困難かもしれません。他の要素で最も期待できるものは他社での借入額や利用限度額の減額ではないでしょうか。
バンクイックの限度額は他社での借入額や限度額も考慮したものなので、他社のそれらが減ればその分をバンクイックで増やせる余地が生まれるわけですね。前にみてきたとおり他社の借入分をバンクイックで借換えるという手も使えるかもしれません。
(⇒借り換えならバンクイックのおまとめローン)
他社の借入額を大幅に減額できなくても借入件数や利用していないローンなどの利用限度額を削減することもバンクイックの限度額の増額に繋がることもあるのです。年収が増加していなくても他のローンの借入額の減額などに取り組んでみてはどうでしょうか。
増額申請する場合に注意しておきたい点
バンクイックでの利用限度額を増額していく場合に注意しておきたい点をいくつか紹介します。気を付けておかないと損したり、大きなリスクを背負ったりするような点を最後に確認することにしましょう。
増額に失敗すると減額や利用停止の可能性もある!
バンクイックからの増額案内を受けて増額申請する場合は成功の確率が高いとみられていますが、もちろん100%成功するわけではありません。収入が減額していたり、転職していたり、信用事故を起こしていたりすると増額に失敗することも珍しくはありません。
その場合の問題は失敗が単に増額が否決されるだけ済むならよいのですが、ケースによっては逆に限度額が減額させられたり、一時的に利用が停止させられたりすることもあるのです。
収入が大幅に減少する、規模の小さい企業へ転職する、他社での借入額が増大する、といった状況になっていて、事前に報告すべき内容を連絡していない場合などではそうした減額処置が行われることもよくあるとみられています。
限度額の増額申請にはこうした減額といったリスクもあることを踏まえて申請しなくてはいけませんね。
増額して借入残高を増やし過ぎない!
限度額の増額に成功すると大抵の方は借入額を増やしていきますね。これは当然の行為ともいえますが、借入額が増大すると返済の負担も大きくなるので注意が必要でしょう。
特に限度額の階層をまたがない、つまり階層を移動しない増額の場合は借入利率の変更がないので借入額が増えればその分利息は増大していきます。そして、返済期間が長くなっていけばさらに利息の負担が増大し返済が苦しくなっていく可能性が高まりますね。
限度額の増額はいざという時の支出の備えとして役立ちますが、常に限度額いっぱいまで借りるような利用は後で自分を苦しめることになるかもしれないので成り行きの借入れではなくしっかりとした利用計画のもとでバンクイックを利用したいものですね。
限度額が増額すると返済額も増えます!
限度額の増額に成功でき借入れを増やせて助かったと喜ぶ方は多いのですが、返済額の増額に気づかず返済に苦労される方もおられるようです。
どのローンでもだいたい同じですが、借入残高に対して毎月の最低返済額が設定されています。つまり、限度額が増額して借入れが増えて、その結果借入残高が増えていけばその最低返済額も増額前より大幅に増えることもあるでしょう。
その点を考慮しないで増加前と同じ額で返済できると誤解して借りると、増加した毎月の最低返済額に耐えられなくなる可能性も出てくるので注意が必要ですね。
また、逆に最低返済額が少なくなる場合では借入残高をなかなか減らすことができず長期間に渡って多額の利息を支払うはめになってしまいかねないので適切な返済計画をつくり実行していきたいですね。
表2:最低返済額の比較
ローン | 10万円 | 50万円 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
---|---|---|---|---|---|
バンクイック | 2000円 | 10000円 | 20000円 | 40000円 | 60000円 |
A社 | 10000円 | 10000円 | 20000円 | 25000円 | 35000円 |
B社 | 10000円 | 10000円 | 10000円 | 20000円 | 30000円 |
C社 | 4000円 | 13000円 | 26000円 | 46000円 | 66000円 |
【参考ページはこちら】
バンクイックで最短で増額するには?