借入限度額の増額ってできるんだろうか？キャッシング契約をしている方、これからしようとしている方はそんな疑問を一度ならずとも持つのではないでしょうか？
限度額の申請は基本契約者の申告により決定するのですが、キャッシング契約の審査の性質上、限度額を低めに設定して申告するのが通常となっているからです。限度額を契約後増額する事はできるのか？
キャッシングの中でも有名なバンクイックの場合はどうなのでしょうか？増額の可否、増額の仕方も含めて、そんなキャッシングにおける借入限度額の増額についての基礎情報から具体的に上げる方法までを探っていきましょう。
限度額の基礎知識を身に付け適正金額を知ろう
まず結論から言ってしまいますが、キャッシングにおいて契約後の借入限度額の増額はほとんどの場合は可能です。もちろんキャッシング会社や銀行によって異なるので全てが、というわけではありません。
例に挙げているバンクイックの場合ですと限度額の増額は可能なようですね。しかしキャッシング契約をした事が無い人には、まずそもそもなぜ限度額を低めに設定してしまうのか？という事がわからないかもしれませんね。
限度額を低めに設定してしまう訳
その理由を簡単に説明しておきましょう。契約者が申告して決められる限度額をなぜ低めに設定してしまうのか？それは基本的に審査というのがキャッシングには存在するからです。
審査を通らなければキャッシング契約はできません。そして審査において限度額の設定はとても難しい項目の一つなのです。それは限度額が適正かどうかの判断が審査で行われるからです。
つまり申告する際、額の決定は契約者側でできるのですが、その額が適正かどうかはキャッシング会社・銀行側が決定するんですね。契約者側としてはまず審査を通したいので安全圏の低めの額で申請をする形となるのです。
適正な限度額はいくらなのか？
しかし適正金額っていくらなの？という疑問が出て来ると思います。それがわからなければ一体金額をいくらに設定して良いのかわかりませんよね。では限度額に関する基礎的な知識をまず身に付けましょう。
この額は銀行・キャッシング会社によって異なりますので一概に決める事はできませんが、限度額の大凡の基準として自分の年収の1/3以下というのがあります。
実際、銀行は対象外ですが、キャッシング会社を対象にして、「総量規制」という法律があるのですが、その法律でも契約者の年収の1/3以下しか貸し付けはできない、と法律で決められているのです。
ですから、本当の上限金額として年収の1/3以下という事を考えておいた方が良いでしょう。審査基準について次項で説明していきますが、条件的に悪くなればその金額を下回る金額で考えなければいけません。
審査内容を知って傾向と対策を考えよう
前項で限度額が適正かどうかはキャッシング会社や銀行が審査によって判断するという事を話しました。という事は審査内容を有る程度知っておかなければ限度額を把握する事も出来ないという事ですね。
審査内容を知って、自分がいくらぐらいまでなら借りられるのか、を総合判断できるようにしましょう。
返済能力が金額決定の決め手
審査には大きく、身分証明と返済能力の有無確認が有ります。身分証明は契約の前提条件となりますのでここでは省きましょう。問題は返済能力の有無確認ですね。ではその内容はどんなものなのでしょうか？
返済能力の確認は、いろいろな項目から総合判断で成されます。ではその項目を一つ一つ見ていきましょう。
- 所属会社・団体
- 職業・職業身分
- 収入（年収）
- 在職歴
この4項目で審査されますが、キーポイントとしては収入の長期安定性という事になります。単純に収入が高いというだけでなく、その収入が安定して長期間持続できるかという事が重要なのです。
つまりいくら高収入であっても不安定であれば評価はかなり低いものになります。逆に月間収入は低くても安定していれば、契約できる可能性は高いと考えてよいでしょう。
そうして見てみると所属会社・団体・職業身分は大きな役割を果たします。つまり公務員・大手企業が安定性という意味では良い条件となり、その中でも正社員の方が条件は良くなります。
逆に年収は高くても、個人事業主など不安定な職業とみられる人は評価は案外低かったりするんですよね。また在職歴は安定性という意味でも重要なポイントとなります。
（⇒バンクイックを利用できる職業とは）
一般的には現在の会社での在職歴が半年未満では契約の確率はかなり低いと言われています。まず契約できるかが問題なので、必ずしも収入により契約が決まる訳ではないという事をしっておくべきでしょう。
また前項で限度額の目安として年収の1/3という話をしましたが、例えばアルバイト・パートのような契約者の条件が良くない場合は、その分限度額を差し引いて考えるべきでしょう。
限度額増にも審査がある
また契約後の限度額の増額に関しても基本的には審査有るという事は知っておかなくてはいけません。
つまり増額を申請する際にも上で説明したような審査を受ける訳ですから、審査項目を十分考慮して審査に通るか、通らないかを判断しなければならないのです。
限度額ＵＰの申請も何度もできるというわけでは有りません。何度もしていると、何か問題があるのでは？と疑いをもたれる原因となり、場合によっては再借入ができなくなる原因ともなってしまいます。
キャッシングは信用取引なので、信用を無くすような事はあまりしないという事が原則ですね。
バンクイックの内容を良く知ろう
契約先を良く知るという事も大切な事です。銀行やキャッシング会社によって審査の基準は一つ一つ違ってきます。まずは契約先を良く知るという事も審査を通すコツなのです。
では例に出したバンクイックについて少し勉強をしましょう。まずバンクイックとは三菱東京ＵＦＪ銀行のキャッシング商品です。
誰もが知っているメガバンクの三菱東京ＵＦＪ銀行のキャッシングなんですね。なんか敷居が高そうですがそんな事はありません。対象者・年齢を見ていくと解りますが、案外幅広いを層を対象にしているんですよ。
バンクイックの基礎スペック
ではバンクイックの基礎スペックを見ていきましょう。金利や限度額など、主な条件面ですね。
- 対象年齢：20歳～65歳
- 金利：4.6％～14.6％
- 限度額：500万円
対象年齢は20歳～65歳と広い範囲を対象としてます。また年齢以外でも、職業で見るとアルバイト・パートの方でも対象に入っているんですよ。在職歴にもよりますが可能性としては充分あるようですね。
金利は4.5％～14.5％となっていますが、金利の低さは銀行キャッシングの大きなメリットの一つですね。消費者金融の平均金利が5％～18％となっている事を考えると金利に大きな差が有る事がわかります。
そして限度額が500万円というのは平均的では有りますが、メガバンクの資本力が有っての事ですね。資本力というのは限度額を考える際に重要な項目になってきます。
やはり資本力が高い方が高額借入がしやすいという事は否めないでしょう。実際500万円借りる方がいるかわかりませんが、そこまで貸付できるという事が強みの一つですね。
バンクイックは限度額ＵＰも可能です
もちろんバンクイックも増額時には審査を行います。前項で説明したような審査内容を念頭におきながら自分の限度額がいくらなら通るかを考えなければいけませんね。
増額申請時の注意事項を知っておこう
では最後に増額の審査における注意事項を知っておきましょう。増額申請でも大切なのはタイミングです。
契約後半年未満は我慢しよう
まず基礎知識として、増額申請をするなら契約後半年以降という事を知っておきましょう。半年未満の申請は審査が通る可能性が非常に低いようですね。
基本的に、契約後の半年間は信用調査期間も兼ねていると考えた方が良いでしょう。つまり契約者が返済能力がきちんと有り、約束をきちんと守る人か確認をしている期間でも有るという事です。
この期間に増額を申し込むと、返済能力に問題があるのか？とか、お金の使い方少しおかしいのでは？という疑問を持たれる事になります。余計な疑いを持たれないようにしようという事ですね。
転職後はタブー
もう一つ、契約中に転職をしたという事であれば、転職後に申請をしてもまず審査を通る事は有りません。審査内容でも説明しましたが在職期間というのは審査の重要項目で、在職1年未満は非常に厳しい判断が成されます。
増額申請の手続き
増額時の審査では基本身分証明は省略されます。確認する事は主に在職の確認と収入証明です。ですから提出するものとしては現在の会社の収入証明だけで良いでしょう。
バンクイックの場合、書類の提出・手続きは郵送・或いは店舗での手渡しどちらでも可能です。後は審査の結果を待つだけですね。
【参考ページはこちら】
バンクイックは１ヶ月で増額できる？
