バンクイックを利用している人が気になることで多いのは、利用限度額がどうやったら上がるのかということです。
特に、いち早く限度額を上げたい人にとっては、どういった利用をすれば、早く限度額を上げてもらうことができるのか知りたくて仕方ないという人も多いでしょう。
そこで今回は、多くの金融業者がバンクイックの追加融資審査で重視していることと、私たち利用者が短期間で利用限度額を上げる耐えにしたほうがいいことや、してはいけない事を簡潔にまとめていきたいと思います。
バンクイックの限度額は１ヶ月以内に増額することはできるか
バンクイックの利用を開始してから１ヶ月以内に、最初に指定された利用限度額を引き上げてもらうことはできるのでしょうか？
これは殆どの場合、不可能といってもいいでしょう。バンクイックの審査でも通常の金融業者の借り入れと同じように、最初の審査では、返済能力に比べて借り入れできる金額が低く去っていされがちです。
この理由は、金融業者が契約者のことを信用できていない段階だからです。いくら収入があってその収入が安定しているといっても、化したお金をきちんと返済する人かどうかというのは、金融業者には判断することができないのです。
最初の利用限度額というのは、言ってみればお試し期間のようなものなのです。つまり、金融業者側からすれば、「とりあえずこれくらい貸してみて、信頼できそうならもう少し限度額を上げよう」という状態なわけです。
そのため、この期間内（具体的には半年以内）に限度額を上げて欲しいと申請しても、金融業者はなかなかそれを許可することはできないのです。
それどころか、「こんな短期間に限度額増額を要請するなんて、実はお金に困っているんじゃないだろうか？」と余計に不信感を持たれてしまうことにもなりかねません。そうなれば、ますます、利用限度額を増額することは難しくなってしまいます。
限度額を上げるということは何を意味しているのか
バンクイックに限らず、貸金業において「限度額を引き上げる」という業者の行為は何を表しているのでしょうか？
本来、貸金業の立場としては、利用者にはできるだけたくさんお金を借りて欲しいというのが本音です。なぜなら、こういった金融業者の主な利益は、金利によって得られるものであり、多くのお金を貸したほうが、たくさんの金利によって利益を得ることが出来るためです。
限度額を上げるというのは、債務者に対しての信頼評価を上げるということを意味しています。つまり、金融業者が「この人ならもう少し多くのお金を貸しても返してくれそうだ（金利を取りっぱぐれる心配がない）」と判断する必要があるということなのです。
貸金業における利益と損益の基礎知識
ここで少し話を変えて、お金を貸す側である金融業者側の観点から、限度額引き上げについて考えてみましょう。（こちらもご参考に→増額の時も在籍確認はする？）
先にも述べましたが、限度額を引き上げるというのは、金融業者が債務者（バンクイックの契約者）に対して信頼を高めた証ということを言いました。
限度額を引き上げることによって「金融業者側」が受けるメリットとは次のとおりです。
- 利用者がより大きな借り入れをすることができるようになることにより、金利の利益増収が見込める
- 利用者のネットワーク上で「限度額が上げやすい」という評判が立てば、さらなる新規契約者獲得の機会が増える
- 段階的に限度額を上げることにより、債務不履行のリスクを減らすことができる
つまり、金融業者側にとって限度額を引き上げるという行為は、リスクを分散しつつ、顧客の信頼を測ると同時に、最適な融資をするということに一役かっているのです。
利用者にとって限度額引き上げが持つ意味合いとは
一方で、利用者にとって、この限度額引き上げとはどういった意味を持っているのかについても知っておかなくてはいけません。
例えば、年収が３００万円の人が総量規制対象内にある金融業者から同時期に借入できる最大金額は年収の３分の１である１００万円までです。しかし、この金額はあくまで最大値であって、いきなりこれだけの借り入れができるわけではありません。
例えば、消費者金融のバンクイックで新規契約を申し込むと、利用限度額は５０万円までですと言われたりします。これは、金融業者側が、「このくらいなら債務不履行にならないだろう」と考えるボーダーラインでもあります。
債務不履行になるのは、利用者としても金融業者としても望ましい事態ではありません。
利用者にとっては、債務整理など面倒な手続きを踏む必要がある上に、ブラックリストに載ってしまい、今後の借り入れに非常にマイナスになってしまいます。
バンクイックの限度額は最短どのくらいで引き上げられる？
限度額の引き上げが双方にとって重要な意味を持つことがわかったところで、実際問題として、バンクイックの利用限度額は早い人だとどのくらいの期間で引き上げられるのでしょうか？
収入や勤続年数などによって個人差も多少ありますが、契約開始から最低でも３ヶ月から半年はかかると言われています。借り入れと返済をある程度重ねて、金融業者に信頼してもらう必要があるので、どうしても一定期間はかかってしまうのです。
そう考えると、契約から１ヶ月で限度額を上げるのは非常に困難と言わざるを得ません。この理由は詳しく後述します。
ですが、ある程度の頻度でバンクイックを利用しており、返済でトラブルを起こしていなければ、遅くても半年から１年もすれば、自然と限度額が上がることがほとんどです。特に急いでいなければ、時間が経つにつれてたくさん借りることが出来るようになっていきます。
バンクイックで限度額を上げるためにすべきこと
バンクイックを効率的に利用するために、限度額を順当に上げていくためにしたほうがいいことと、逆にしてはいけないことを紹介していきます。
まず、したほうがいいことですが、とにかく最低でも月に１回は必ず利用することです。全く利用しない人が限度額を上げてくれと言っても、金融業者はその必要がないと判断するでしょう。
また利用回数が極端に少ないと、返済実績も増えないので、ちゃんと返済できる人かどうかも不明のままになってしまいます。限度額を上げたいのであれば、適度に借り入れと返済を繰り返して、バンクイックを利用する意思があると伝えましょう。
次に、１回の借り入れ金額を多くしすぎないことです。これが意外と間違えている人が多い問題です。限度額を上げたいとアピールするために、１回の借り入れで限界まで借りるのはやめたほうがいいでしょう。
そして、限度額を上げてもらいたい人がなにより気をつけなくてはいけないことが、絶対に返済を遅らせないということです。金融取引契約において支払期日は絶対です。延滞や滞納はそれまでの信頼を一気になくしてしまうので、なんとしても避けてください。
【参考ページはこちら】
バンクイックで増額がしたい！
