バンクイックでカードローンを申し込んだのはいいけれど、最初の限度額が低かったので、もう少し増やしてもらいたい!という人、いるのではないでしょうか。
しかし、やみくもに増額の申し込みをするのではなく、増額のことに関してきちんと理解しておかないと、増額の審査に落とされることになりますよ!
実は、増額するためには条件があります。この条件を知っている人、知らない人とでは、増額審査の結果が違ってくることでしょう。増額のための条件をしっかりマスターしましょう。
バンクイックを申し込む前に理解しておこう
三菱UFJ銀行のカードローンであるバンクイックを申し込む場合、銀行カードローンであることをしっかり認識しておくことが大事です。
総量規制は関係あるの?
銀行カードローンは、総量規制という法律の対象外なので、原則融資の限度額に上限はありません。ちなみに総量規制の対象となるのは、貸金業である消費者金融です。消費者金融では、年収の1/3が融資の上限となります。
銀行カードローンの融資額に上限はないので、バンクイックであれば、最大融資額である500万円まで借り入れることも可能ということになります。もちろん審査に通れば、の話しですよ。
金利は高いの?低いの?
バンクイックの金利は、さすが銀行カードローンといったところでしょう。4.6%~14.6%と、低い金利設定となっています。高額な融資を受けたい人、返済に時間がかかる人にとっては、嬉しい金利だといえるでしょう。
銀行カードローンは、消費者金融にくらべて金利は低い設定となっています。お金を借りるときに必ず必要となる金利は、やはり気にする人も多いでしょう。金利を少しでも節約したいのであれば、やはり銀行カードローンです。
銀行だから審査は厳しいのでは?
世間一般では、消費者金融は審査が甘いけど、銀行は審査が厳しいといわれています。確かにウワサ通り、その傾向があるのは事実でしょう。とはいっても、すべての銀行が審査を厳しくしているわけではありません。
バンクイックは、三菱UFJ銀行ではありますが、実は保証会社がアコムだということをご存じでしたか?保証会社がアコムということは、バンクイックの審査は、アコムが請け負っている可能性が高いわけですよ。
そうなると、バンクイックは銀行カードローンでありながら、審査は消費者金融の水準でおこなわれている、ということになります。すなわち、銀行カードローンなのに審査が甘い、ということがいえるわけです。
バンクイックは融資までに時間がかかる?
銀行カードローンのもうひとつのデメリットは、「融資までに時間がかかる」ということが挙げられます。銀行はお金を貸すことがメインの業務ではないため、やはり消費者金融にくらべると、時間がかかるかもしれません。
しかし、バンクイックは消費者金融並み、もしくは消費者金融以上にスピーディだといっていいかもしれません。審査は最短30分、テレビ窓口を利用すれば、融資まで最短40分という、スピードを持っています。
とても銀行とは思えないほどのスピードなので、急いでいる人にとっては、救世主だといえるほどの銀行なのは間違いありませんよ。
初めてのカードローン、限度額はどうやって決まるの?
バンクイックを初めて申し込むとき、審査に通るかどうかも気になるでしょうが、やはり融資の限度額は誰もが気になりますよね。必要としている金額を融資してもらえるのかどうか、結果がでるまでハラハラドキドキのはずです。
さて、その限度額ですが、もちろん申込者の希望額というのを参考に審査がおこなわれます。残念ながら、希望した限度額がすんなり通るわけではありません。希望した額より低くなることもあります。
限度額は、その人の属性情報や申告してきた内容によって決定されるわけですが、「初めて申し込んできた人」というのは、たいていの場合、低めの限度額になると思っていてください。
低めの限度額になりますが、落ち込む必要はありません!決してその人の属性情報が悪いから、というわけではありません。初めてなので、申込者を信用していいのかどうかの判断がついていないだけ、だと思ってください。
お金を融資する、というのは、申込者の信用情報を元に貸し出すので、信頼できる人かどうかというのは、ある程度取引してみないとわかりません。そのため、「初めて申し込んできた人」に対して、いきなり高額な融資は、原則おこないません。
これはバンクイックだけではなく、どの金融機関もおこなっているプロセスだと思っていいでしょう。「まずは低めの融資額で様子を見る」ということになります。
いきなり高額な融資をおこなってしまうと、返済が滞ったときに痛手を負うのは金融機関ですよね。そのため、低い融資額に設定しておき相手を見極めることになります。低額にしておけば、最悪の場合、痛手が少なくて済むわけです。
限度額はあとから増やしてもらうことができる
「限度額が少ないと困る」という人もいるでしょう。心配しなくても大丈夫ですよ。初めて申し込んだときは、低めの限度額になっていますが、必要に応じて、あとから限度額を増やしてもらうことができます。これが「増額」になります。
例えば、バンクイックの最初の限度額が30万円だったとします。利用していくうちに、「30万円じゃ足りない!50万円にしてもらいたい!」となった場合、「増額申請」をすればいいわけです。
そのため、初めて申し込んだときの限度額が低かったとしても、さほど気にすることはありません。むしろ、「初めての限度額は低いものだ」と、思っていたほうがいいでしょう。
バンクイックで増額を申し込むにはどうすればいい
バンクイックで増額を希望したならば、増額申請をおこないます。申請方法は、以下のような2通りがあります。
- 電話で申し込む場合
- インターネットから申し込む場合
電話で申し込む場合
電話で増額を申し込む場合は、「三菱UFJ銀行第二リテールアカウント支店」宛てに電話をしてください。電話にでた担当者に、増額したい旨を伝えればOKです。
インターネットから申し込む場合
インターネットから申し込む場合は、バンクイックの専用会員ページからおこないます。事前に会員登録をしておく必要があります。
インターネットの会員専用ページにログインして、「利用限度額増額を申し込む」から依頼すればOKです。
増額してもらうときに気を付けることとは
限度額の増額は、申し込んだらすぐに対応してくれるわけではないので、注意が必要です。増額に対しても審査がある、ということを忘れてはいけません。
増額の審査とは、最初にバンクイックのカードローンを申し込んだときと、ほぼ同じような内容ではありますが、それプラス「利用実績の状況」が加算されると思ってください。
利用実績の状況とは、バンクイックと取引をはじめてからの利用状況が、審査項目に加わることになります。どの程度利用しているか、返済はきちんとできているか、などのことですね。
そして、もうひとつ気を付けないといけないのは、増額のための審査なのに、逆に減額されてしまう場合もある、ということです。「減額なんて本末転倒でしょ!」と、びっくりする人もいるかもしれませんが、可能性はあります。
「もしかしたら減額や取引停止になるかも」を承知の上で、申し込むくらい、慎重になるべきだと思ってください。
バンクイックで増額するための注意点はコレ
そのため、軽く考えて増額を申し込むのではなく、増額のための審査に通るために、やっておくべきことがあるので、順番に考えてみましょう。
- 定期的な利用実績をつくる
- 遅延は厳禁!期日までに必ず返済する
- 他社からの借入は控えよう
- 収入が増えたら申告しておく
- 個人情報に変更があったら連絡を忘れずに
定期的な利用実績をつくる
増額してもらいたいということは、「今の限度額では足りないから」なわけですよね。それをアピールするためには、「定期的に借入をおこなっている」という、実績づくりが大事になります。
「何度も借り入れて、利用してくれている人」というのは、今後もバンクイックを利用してくれる可能性が高いので、「増額すればさらに利用してくれる」と、判断されるはずです。
逆に、利用実績がまったくないのに「増額してほしい」とお願いされても、「利用していないのになんで?」ってことになりますよね。
金融機関の考え方、特にカードローンでは、「利用してくれない人」というのは、大事な顧客に該当しません。むしろ、何度も利用してくれて、「借入れては返済」を繰り返してくれる人のほうが、大事な顧客となることを覚えておきましょう。
遅延は厳禁!期日までに必ず返済する
定期的な借入実績は、大事なことではありますが、「借入れに対してきちんと返済ができている」というのも、もちろん大事なことだと思っておきましょう。
借りたはいいけど、返済してくれない人に対して、誰が増額してくれますか?増額なんてしてくれるわけありませんよね。バンクイックも同じです。「遅延することなく返済してくれている」というのは、審査に通るための最低条件だと思っておきましょう。
他社からの借入は控えよう
バンクイックを申し込んだにも関わらず、他社から借入をしているというのは、やはり心証はよくありません。「そんなにお金が必要なの?」と思われてしまうだろうし、「他社から借り入れているのなら、増額は必要ないよね」と、捉えられてしまうかもしれません。
やはり増額をお願いするのであれば、他社からの借入は控えておいた方が無難でしょう。「バンクイックだけを利用している」という、姿勢をみせるのも大事なことですよ。
収入が増えたら申告しておく
最初にバンクイックを申し込んだときより、収入が増えたのであれば、そのことをバンクイックに報告するのを忘れないようにしましょう。やはり、収入が増えるというのは、審査で有利になります。
申告する際、口頭で報告するだけではなく、収入証明書的なものをきちんと提出することをおすすめします。給与明細書でも構いませんので、収入か増えたという事実を見てもらえば、信頼度はぐんとアップするはずです。
個人情報に変更があったら連絡を忘れずに
個人情報というのは、住所・氏名・電話番号・勤務先などのことですが、これらに変更があった場合は、忘れずにバンクイックに連絡しておきましょう。
引っ越ししたなら住所が変わりますよね。結婚・離婚などで氏名が変更になった場合も同様だし、携帯を変更して電話番号が変わることもあります。勤務先の変更は、転職した場合などですね。
誰しもカードローンを利用している金融機関に連絡するのは、つい忘れがちになってしまいますが、増額審査のときに変更したことが発覚してしまうと、やはり心証は良くありません。信頼が崩れてしまうと言ってもいいくらいです。
そのため、増額を考えている人で、個人情報に変更があった人は、増額を申し込む前に、まずはバンクイックに変更があったことを申告するようにしましょう。申告が無事に終わったら、増額の依頼をするようにすればいいでしょう。
増額審査に通りにくい人はこんな人
増額審査に通りにくい人は、上記の注意点を満たしていない人ということになります。以下のような人は、増額を申し込む前にちょっと考えたほうがいいでしょう。
- バンクイックをまったく利用していない
- あちこちから借金をしてしまった
- 思うように返済ができていない
- 転職してすぐに申し込んだ
- 収入が激減してしまった
- 最初の申し込みからすぐに増額申請した
バンクイックをまったく利用していない
せっかくバンクイックのカードローンを申し込んで、審査に通ったにも関わらず、バンクイックからの借入をまったく利用していない人、もしくは数えるほどしか利用していない人、というのは、増額審査に不利ですよ。
「借金していないんだから有利じゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、こまめに利用してこそ、利用実績が生まれるわけで、利用しないことには元も子もありません。
金融機関としては、「こまめに、かつ定期的に利用してくれる人」こそ、優良顧客と判断するわけです。利用していない人、というのは論外、ということになります。
そのため、利用する予定がないとしても、とりあえず借入をして、そのお金をそっくりそのまま返済に充てる、という行為を繰り返すのもアリでしょう。「借りて返す」という行為が、利用実績につながるので、増額したいのなら行動すべきですよ。
あちこちから借金をしてしまった
バンクイックだけからの借入では足りなかったのかもしれませんが、あまりにもあちこちから借金をしてしまうと、やはり増額審査には通りにくい傾向があります。
借入件数や借入の金額が増えてしまうと、やはり返済が厳しくなるのは事実ですよね。そのため、「増額したところで返済できるのか?」という疑問が浮上するわけですよ。そうなると、増額は認められない場合がある、ということになります。
やはり、あまりにもたくさんの借入は、やめておいたほうがいいですよ。
思うように返済ができていない
自分ではきちんと返済するつもりでも、お金がついてこないことには、どうしようもありませんよね。自分でもどうしようもないのかもしれませんが、理由はどうあれ「返済できていない人」というのは、やはり信頼に欠けてしまいます。
これは、バンクイックでの返済に限ったことではなく、他社からの借入に対しても返済できていない人、というのは、かなり不利になると思っていたほうがいいでしょう。
「返済できていない人」というのは、増額審査に申し込んではいけません!と、言いたいくらいです。それぐらい審査に通る確率は低い、と思ってください。
転職してすぐに申し込んだ
転職してすぐに増額審査を申し込む人がいますが、これも実は不利なんですよ。転職直後というのは、その会社での勤続年数が限りなく0に近いわけですよね。金融機関では、勤続年数というのは、かなり気にする項目です。
転職してしまったので、前職の勤続年数は一切関係ありません。新しい仕事での勤続年数をチェックされることになるので、あまりにも転職したばかりのときは、増額を申し込むべきではありませんよ。
せめて半年、できれば1年程度は勤務してからのほうがいいはずです。転職したならば、1年程度は現在の限度額で何とか我慢しておいて、勤続年数の実績ができたら申し込む、というのが正解でしょう。
収入が激減してしまった
収入が激減してしまったから、たくさん借りたい!という気持ち、わかりますが、やはり収入が激減したにもかかわらず、限度額を上げてくれるところは少ないでしょうね。
いくら審査が甘い傾向にあるバンクイックだとしても、収入が減った人の限度額を上げる勇気はないはずです。やはり気になるのは、返済です。収入が減ったのに、今以上に借りて返済できるの?と、心配になるはずです。
最初の申し込みからすぐに増額申請した
最初に申し込んできてから、信頼できる人かどうかを見極めるには、最低でも半年程度は時間がかかると思っておきましょう。すなわち、金融機関としても、最低半年程度経たないと、信頼関係がわからないわけですよ。
信頼関係がわからないのに、増額の申請があったとしても、判断し兼ねるのが正直なところでしょう。そうなると、審査には通らない可能性が高くなります。
増額を申し込む場合、最低でも半年、できれば1年程度経ってから申し込むようにしましょう。
自ら増額申請せずとも増額できる
増額は、「自ら申請しなくても、増額してもらえる場合がある」ということをご存じでしたか?すなわち、わざわざ「増額してください」と、お願いしなくても、バンクイックから「増額しませんか?」と、声がかかる場合があります。
「え!そんないい方法があるなら教えて!」という声が聞こえてきそうですが、これは、方法云々ではなく、「バンクイックからの信頼を得ることができれば、誰でも可能」ということになります。
どういうことかというと、定期的にバンクイックを利用してくれて、返済も問題なくおこなってくれる、個人の属性情報もいい、となれば、バンクイックとしても手放したくないお客さんなわけですよ。
すなわち、バンクイックにとっての「優良顧客」なわけです。優良顧客に認定された人は、バンクイックとしても、今まで以上に借入れてもらいたいわけです。そのため「増額するので、もっと利用してください」という結果になります。
他の金融機関に取られる前に「増額するので、今後もバンクイックを利用してね」という目論見なのでしょう。
このような優良顧客に認定されると、自ら増額の審査を申し込まなくとも、バンクイックから声がかかることになります。声がかかる方法として、電話が直接かかってくる場合もあれば、メールで連絡がある場合もあります。
もちろん、バンクイックから声がかかったとしても、審査はあります。ただし、声がかかった時点で審査は完了していると思っていいでしょう。すなわち、知らないうちに再審査があり、めでたく通過していた、ということですね。
どうせ増額するなら気分よくやりたい
どうせ増額するのであれば、気分よく増額したくありませんか?自らお願いして再審査されるのも、まあアリかもしれませんが、せっかくならバンクイックから「増額しませんか」と、声がかかるほうが、はるかに気分はいいですよね。
「声がかかるほど優良顧客になるのは難しい」と、考える人は多いようですが、決して難しいことはありませんよ。上記の注意点などを参考にすれば、必ず声はかかります。
すなわち、定期的にバンクイックを利用して、返済は完璧にこなしておけば、たいていの場合は声がかかると思ってください。どうせ増額するのであれば、バンクイックから声をかけてもらったほうが、気分は良いですよね。
バンクイックから声をかけてもらう優良顧客を目指して、頑張りましょう!
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