バンクイックで融資を受けたいと考えたのはいいけれど、与信枠が気になるところではありませんか?バンクイックでの与信枠もさることながら、他社での与信枠も気になりますよね。
そもそも与信枠とはいったい何のことなのでしょうか。バンクイックもそうですが、融資を考えたのであれば、与信枠のことをしっかり理解しておく必要がありますよ。与信枠の概念を知ってこそ、自分に合った金融機関が選べるはずです。
ここでは、与信枠の考え方から、バンクイックと他社での与信枠の違い等をまとめていきたいと思います。
与信枠のことを考えてみよう
与信枠って言葉、聞いたことはありますか?意外と聞いたことがない人もいるかもしれませんね。
簡単に言ってしまうと、キャッシングやカードローンを利用してお金を借りるときに「限度額」という言葉はよく聞くと思います。すなわち、この「限度額」と「与信枠」、同じような意味だと思っていいでしょう。
金融機関でお金を借りるときの「限度額」を「与信枠」という言い方をする場合もある、ということになります。実際には、企業に対しての売掛金の限度額を「与信枠」という言葉で呼ぶことが多いようですね。
中には、「与信枠」「限度額」を掛け合わせたような言い方で、「与信限度額」と呼ぶ場合もあります。だからといって違う意味というわけではなく、実際には「相手に対して融資できる最高額」という意味だと思っていいでしょう。
金融機関と与信枠の関係性
金融機関での与信枠とは、限度額のことだと思っていいでしょう。消費者金融でのキャッシング、銀行でのカードローンなどを申し込んだときに、「自分がいくらまで借りられるのか」が、審査で決定されます。これが与信枠といわれる限度額のことになります。
この与信枠は、本人の希望する額がそのまま通る場合もあれば、審査によって希望が通らない場合もあります。一度与信枠が決まってしまえば、その「限度額内であれば、何度でも借入ができる」というのが最近の融資です。
この与信枠、金融機関によって金額が一律で決まっているものではなく、申込者本人の信頼度によって変わってくるものだと思ってください。与信枠を決定するのが、金融機関で必ずある「審査」と呼ばれるものになります。
本人の属性情報や信用情報を元に、審査をおこない、その人の与信枠を決定します。そのため、与信枠というのは、申し込んでみないとわからないもの、だということになります。
バンクイックは与信枠をこう考える
バンクイックは与信枠をどう捉えているのでしょうか。バンクイックの与信枠は、「最高500万円まで」と、上限があります。どんなにお願いしても、500万円が上限なので、それ以上は借り入れることができない、ということですね。
バンクイックでの与信枠は、通常審査で決定します。申し込んできた人の属性情報を元に、信用情報も加え、さらには本人の希望額ももちろん参考にして、決定することになります。
ただし、どんなに属性情報が良く、信用情報がクリアだったとしても、初めて申し込んできた人に対しては、高額な与信枠は設定しません。これはバンクイックに限ったことではなく、他の金融機関でも考え方は同じでしょう。
初めて申し込んできた人、というのは、初めての取引ということになるので、過去に取引実績がありません。そのため、信頼できる人物か否かが、不明なわけです。信頼できるかどうかわからない時点で、高額な融資はやはり不安ですよね。
初めてバンクックで融資を受けようとした際、思っていたより与信枠が低かったという人、さほど気にすることはありません。属性が悪かったわけでも、信用情報が汚れていたわけではない、ということです。
あくまでも、「最初だから与信枠が低かった」ということです。与信枠は、取引実績が積み重なるにつれて、引き上げてもらうこともできるので、最初が低かったからと落ち込む必要はありませんよ。
他社の与信枠はどうなっているの
バンクイック以外の金融機関での与信枠はどうなっているのでしょうか。まず、消費者金融と銀行でわけて考えてみましょう。
消費者金融での与信枠で注意すべきこと
貸金業である消費者金融の与信枠は、銀行にくらべてやや低い額となっています。有名な大手消費者金融の与信額は、最高で300万円~500万円です。ほとんどの消費者金融は、与信枠を500万円としているところが多いようです。
ただし、消費者金融での与信枠が500万円だからといって、最高の500万円を融資してもらえるわけではないので、注意が必要です。
消費者金融は、総量規制という法律が課せられています。この法律は「個人年収の1/3が融資の上限」となっているので、消費者金融で与信枠を500万円にしたければ、年収が1,500万円ないと不可能、ということになります。
例えば、年収が600万円の人であれば、消費者金融で借りられる与信枠は、最高200万円ということになります。消費者金融は、「自分の年収を元に与信枠が決定する」と、思っておきましょう。
すなわち、消費者金融で与信枠を引き上げるためには、自分の年収そのものを引き上げるしかない、ということになります。「自分の年収が与信枠に比例する」ということです。
銀行での与信枠は比較的高めが多い
銀行カードローンでの与信枠は、消費者金融にくらべて比較的高額な商品が多いようです。500万円~1,000万円だと思っていいでしょう。
さらには、消費者金融に課せられている総量規制ですが、銀行は対象外です。すなわち、個人の年収の1/3までという縛りがないため、審査によっては高額な融資が期待できることになります。
すなわち、年収600万円の人が与信枠500万円の融資を受けることも可能、ということですね。年収に関係なく、高額融資が受けられるということもあって、最近では銀行カードローンの人気がどんどん高まっています。
バンクイックと他社の違いはコレ
バンクイックと他の金融機関の与信枠の違いはなんでしょうか。まず、他社の金融機関がどこかによっても違ってきますが、消費者金融とバンクイックを、以下のような項目で比べてみましょう。
- 与信枠の考え方は?
- 与信枠決定のための条件
与信枠の考え方は?
バンクイックも、ほとんどの消費者金融でも、融資の与信枠は最高500万円となっています。その中で、申込者に合わせた与信額を決定するわけですが、その決定をするためにおこなうのが、審査です。
消費者金融は、比較的低額な融資(30万円前後が最多)の申し込みが多く、銀行カードローンは100万円前後の融資が多くなっているようです。
消費者金融は、手軽に誰でも借りられるというイメージがあるせいか、年齢層も低い傾向にありますが、銀行カードローンは、やや審査が厳しいイメージがあるようで、年齢層も高めとなっています。
バンクイックも消費者金融も、与信枠を決定する際は、申込者の信用を元に決めることになります。申し込み時に申告してきた属性情報と、信用情報機関に登録されている、個人の金融履歴を元に決定します。
ただし、どちらも初めての申し込みの場合は、やや低めの与信枠となるようです。「信頼できる人物かどうか不明」「取引実績がない」ということが理由で、「まずは低めの与信枠で様子を見よう」という考えは、どちらも共通しています。
与信枠決定のための条件
与信枠を決定するにあたっては、バンクイックと消費者金融での条件が違ってきます。以下のような条件の場合、違いがはっきりしてくるので、対象の人は今一度確認しておいたほうがいいでしょう。
バンクイック | 消費者金融 | |
---|---|---|
最大500万円借りるには | 年収は関係ない | 年収1,500万円必要 |
収入証明書は? | 100万円以下は不要 | 50万円以下は不要 |
無職の専業主婦は? | 30万円まで融資可能 | 利用不可 |
バンクイック、消費者金融ともに「最大融資額500万円」となっていますが、同じ与信枠でありながら、最大の500万円を融資してもらうためには、対象条件が違ってくるので、注意が必要です。
消費者金融は、総量規制の対象なので、与信枠を500万円にするためには、「年収1,500万円以上」でないと、借りることはできません。総量規制は、「個人の年収の1/3までが融資の限度額」というのが理由です。
バンクイックは、銀行カードローンのため、総量規制の対象外です。与信枠を500万円にするために、個人の年収は関係ありません。審査でOKとなれば、年収とは関係なく、最大500万円の与信枠を得ることができます。
与信枠を決定するときに必要となるのが、収入証明書ですが、どちらも収入証明書が必要となる融資額があります。表を見てもらえばわかりますが、バンクイックは、100万円を超える与信枠の場合、収入証明書が必要となります。
消費者金融はもう少し低くなっており、50万円を超える融資の場合に、収入証明書が必要となります。収入証明書が必要かどうかで、どちらで借りるかを決めてもいいかもしれませんね。
最後に、無職の専業主婦の場合はどうでしょうか。無職なので、本人には収入がありません。そのため、総量規制の対象である消費者金融からは、借入れることができません。本人の収入から与信枠を割り出すため、収入0というのは対象外となります。
バンクイックは、無職の専業主婦でも問題ありません。配偶者であるご主人に安定した収入があれば、無職でも融資を受けることは可能です。ただし、与信枠は最高で30万円になります。本人に収入がないので、30万円が限度だということでしょう。
このように、バンクイックと消費者金融では、同じ与信枠でありながら、細かく条件が違ってくることがわかるかと思います。同じ与信枠なのに、条件が違ってくるので、自分に合ったほうを選択するのが賢明だといえるでしょう。
与信枠だけで判断するべからず
バンクイックと、消費者金融、どちらも与信枠は500万円だけれど、同じ500万円を借りるためには、それぞれ条件が違うということを理解したかと思います。
まとめると、「消費者金融は年収の1/3までが上限」「銀行は特に決まりはない」ということになります。そのため、消費者金融から借りる場合は、「最大融資額」が、自分の「最高与信枠」に当てはまるとは限らない、と覚えておきましょう。
消費者金融で100万円借りたければ、年収は300万円ないと借りることはできません。銀行は年収とは関係なく、100万円借りることが可能なので、与信枠と年収の関係を忘れてはいけませんよ。
バンクイックは、総量規制の対象外なので、特に年収を考える必要はありませんが、やはりある程度は年収があったほうが、審査には有利となります。収入が高い方が、与信枠も高額になる傾向があるので、お忘れなく。
結局のところ、与信枠の違いはさほどない
消費者金融は、たいていのところが500万円です。それ以上はありません。逆に与信枠が300万円というところもあったりします。
そして、銀行系は比較的高めの与信枠となっており、500万円がダントツで多くなっていますが、中には800万円、1,000万円という与信枠を提供しているところもあります。
融資を考えたとき、与信枠をどの程度優先するかにもよりますが、あまりに高額な与信枠は、当たり前ですが返済も大変になってくるので、個人的には500万円程度あれば十分な気がします。どうでしょうか?
与信枠と金利は比例する
バンクイックでの金利は、4.6%~14.6%ですが、この金利、与信枠が高額になるほど低くなります。与信枠が低額になるほど金利は高くなります。これはバンクイックに限ったことではなく、どの金融機関でも同じです。
すなわち、与信額が低いと金利が高くなるので、自分が必要とする金額より高めの与信枠を設定してもらうことにより、金利を低く抑えることができる!ということになります。
バンクイックの4.6%という金利は、与信枠が500万円の場合適用されます。逆に14.6%というのは、与信枠10万円~50万円以下が対象です。
例えば、50万円必要だった場合、与信枠50万円だと金利は14.6%ですが、与信枠を60万円にしておけば、金利は12.6%になります。バンクイックの場合は、50万円がひとつのボーダーラインとなっているようです。
このように、「自分が必要な金額=与信枠」と考えるのはもちろんなのですが、併せて金利がいくらになるのかを考えてみると、希望する与信枠が変わってくるかもしれませんね。
バンクイックの、与信枠と金利の一覧表がホームページに掲載されているので、一度確認してみてもいいかもしれませんよ。お金を借りるということは、ひとつの項目だけでなく、全体で考えてみるというのが大事ですよ。
【参考ページはこちら】
バンクイックでお金を借りたい方におすすめ!