借金しようと考えたとき、銀行のカードローンだったり、消費者金融のキャッシングだったり、誰しも貸付条件を元に借りるところを決めていますよね。自分の条件を元に、合うところを探しているはずです。
しかし、自分の条件というのは、あくまでも借り手側の条件であって、貸す側にも条件があることを忘れていませんか?貸す側の条件、すなわち審査基準というものを考えたことはありますか?
ここでは、バンクイックの審査基準をご紹介します。審査基準を知っている人と知らない人とでは、審査結果もおのずと違ってくるはずです。
しっかり理解しよう!バンクイックのカードローン
バンクイックを選んだ理由として、「テレビCMで知っているから」「聞いたことがあるから」など、知名度だけで選択する人が多くなっています。もちろん、「有名だから」「知名度があるから」などで、決めるのも悪くはありません。
しかし、お金を借りるということは、「これから取引がはじまる」わけなので、取引先の金融機関について、しっかり理解しておいたほうが、いろんな面で有利になるのは間違いありません。ここでしっかりバンクイックのことについて理解しておきましょう。
三菱UFJ銀行が、カードローンのひとつとして売り出しているのが「バンクイック」という商品です。バンクイックは社名ではなく、商品名ということですね。
このバンクイック、銀行カードローンでありながら、銀行カードローンにはない柔軟性を持ち合わせた商品となっていて、顧客数が飛躍的に伸びている、今大人気のカードローンです。
もちろん人気があるのは、貸付条件がすこぶるいいというのも、大きな理由となっているのは間違いありません。
バンクイックはどんな条件で貸してくれるの?
大人気のバンクイック、どんな貸付条件となっているのでしょうか。人気のある項目と理由を順番にご紹介していきます。
- 融資の限度額に制限がない
- 金利が低くてお得
- 融資までの時間が最短で40分
- 審査結果が最短で30分
- 銀行カードローンなのに審査が甘い
融資の限度額に制限がない
融資の限度額に制限がない、というのは、正確にいうと「総量規制の対象外」ということですね。銀行カードローンなので、消費者金融のように「融資の限度額は年収の1/3まで」という、規制がありません。
バンクイックの最大融資額は500万円なので、審査にさえ通れば、最大の500万円まで融資を受けることができます。消費者金融だと、500万円の融資を受けるためには、年収が1,500万円ないと不可能なわけです。
そのため、自分の年収を考えることなく、高額な融資が受けられるとあって、銀行カードローンであるバンクイックは人気急上昇中となっています。
金利が低くてお得
消費者金融にくらべると、全体的に銀行カードローンの金利は、低く設定されていますが、その中でもバンクイックはさらに低い金利で有名です。バンクイックの金利は、驚きの4.6%~14.6%です。
高額な融資を受けた人、長期に渡って返済計画をしている人にとって、金利のちょっとした差というのは、トータルの返済額が大きく違ってきます。ちょっとでも金利の低いところを選択するのが、融資を受ける際の大きなポイントとなるでしょう。
融資までの時間が最短で40分
銀行カードローンではありえないぐらいの速さですが、申し込んでから融資までの時間が最短40分というのが、バンクイックです。申し込んでからお金を手にするまでの時間ですよ!
通常、カードローンの融資は「申し込み・審査・必要書類提出・契約・カード受け取り・融資」という流れになっています。これら一連の流れを40分でやってのけるバンクイック、恐るべし!ですよね。
審査結果が最短で30分
審査をとにかく早く知りたいという人は、たくさんいます。審査結果をただ待っている間も嫌だし、早く結果を知らせてくれないことには、次の行動に移れませんよね。
ダメならダメで、次の金融機関に申し込まないといけない、という人も中にはいることでしょう。しかし、銀行カードローンはとにかく時間がかかるものです。それを承知で申し込む人も多いのですが、バンクイックは違います。
なんと審査結果が最短で30分という驚きの速さです。特に急いでいる人は、インターネットからの申し込みがおすすめです。
銀行カードローンなのに審査が甘い
これも、バンクイックが人気の大きな理由のひとつでしょう。銀行カードローンというのは、やはりまだまだ審査が厳しい傾向にあるのが事実です。そんな中で、バンクイックは、審査に甘いと評判です。
実は、バンクイックの保証会社はアコムです。そう、消費者金融のアコムが審査をおこなっているので、銀行カードローンなのに、審査の水準は消費者金融なわけです。これを知っている人は、バンクイックを選ぶのもわかりますよね。
審査が速いだけではなく、審査にも甘いとなれば、これはもう利用しない理由がないですよね。
お金を借りるのになぜ審査があるの
バンクイックだけではなく、世の中の銀行・消費者金融ともに、お金を借りるには必ず審査というものがあります。審査なしでお金を貸してくれるところは、まずありません。お金を借りるためには、必ず通らないといけないのが、審査です。
なぜ審査があるかというと、昔は、お金を借りるためには「担保」というものを代わりに預けていました。いわゆる質草ですね。この担保がなくなり、代わりに「個人の信用」を元にお金を貸すという流れに変わってきています。
すなわち、物を預ける代わりに「私を信用してください!」ってことですね。もちろん金融機関としても、信用したいのは山々ですが、中には裏切る人もいるわけですよ。そのため、「信用して!」と、言われたところで「はい」とは言えないんですね。
「信用してください!」というのを、本当に信用していいのかどうかを判断するのが、「審査」ということになります。審査をして、「信用できればお金を貸す」「信用できなければ貸さない」となるわけです。
物を預かっていた時代は、返済してくれなければ、預かった物を没収してしまえば済んだわけですが、信用を元に貸し出して、返済してもらえないと、金融機関は大損してしまうので、審査は慎重におこなうわけです。
バンクイックの審査基準とはどんなもの
バンクイックでの審査基準とは、いったいどのようなものなのでしょうか。実際のところは、公にされていないので、明確なことはわかりませんが、以下のことを元に審査でチェックしているはずです。
- 個人の属性情報を審査する
- 個人の信用情報を確認する
個人の属性情報を審査する
個人の属性情報とはいったいなんぞや?と、思う人もいるかもしれませんが、簡単に言うと、個人情報のようなものですね。個人情報保護法という法律があるくらいなので、個人が特定できる情報と言ったほうがいいかもしれません。
個人が特定できる情報とは、以下のようなことになるでしょう。
- 名前
- 性別
- 年齢
- 住所
- 電話番号
- 持家の有無
- 勤務先
- 勤務先の住所・電話番号
- 勤務形態
- 家族構成
バンクイックでも、これらの情報は必ず申告しないといけません。申告してきた内容に対して、虚偽の報告がないかどうかを調査します。これがひとつ目の審査基準だと思っていいでしょう。
申告してきた内容を、そっくりそのまま信頼したいのは山々ですが、中にはウソをつく人がいるため、きちんと調査するのが、審査です。
「名前・年齢・性別・住所」などは、個人を特定できるものを確認することになります。免許証・パスポート・健康保険証などですね。これら身分証明書と突き合わせて、間違いがないかどうかをチェックします。
勤務先については、「在籍確認」という方法を取ります。勤務先に電話をかけて、本人が在籍しているかどうか確認します。ただし、バンクイックの場合、金融機関名を名乗ることはありません。個人名でかけてくるので、会社に知られる心配は不要です。
個人の信用情報を確認する
個人の信用情報とは、いったい何のことなのかご存じですか?バンクイックももちろんそうですが、世の中の金融機関(銀行・消費者金融・信販会社)が加盟している、「指定信用情報機関」というものがあります。
これは、金融機関と取引がある人の「金融に関するすべての情報」が登録されている機関のこと、だと思ってください。例えば、「金融機関から借金をした」「ローンを組んだ」「クレジットカードを作った」などの情報です。
例えば、バンクイックでカードローンを利用した場合で考えてみましょう。指定信用情報機関に登録される内容は、以下のような項目です。
- 金融機関名
- 商品名
- 融資の限度額
- 毎月の返済額
- 毎月の返済日
- 利息
- 完済日
- 現在の借入状況
- 現在の借入金額
- 金融事故に関すること
そして、この指定信用情報機関、利用者の状況を登録するだけではありません。本当の目的は別にあると言っていいでしょう。実は、加盟している金融機関であれば、「いつでも開示請求ができる」ということになります。
すなわち、すべての金融機関でもそうですが、バンクイックでカードローンを申し込んだとき、「他社からの借入状況」など、必ず聞かれますよね?その申告内容にウソがないかどうか、開示請求をして確認しています。
バンクイックは銀行カードローンですが、他の銀行での借入だけではなく、消費者金融からの借入、クレジットカードのキャッシングを利用している場合でも、すべて把握することができます。
というのは、こういうカラクリがあったからなんですね。指定信用情報機関に加盟している金融機関は、個人の金融情報を開示請求できる権利があるので、「瞬時に確認することができる」と、覚えておきましょう。
気を付けないといけないのは、虚偽の申告をしてしまうと、カードローンの審査に通らないだけではなく、「虚偽の申告をした人物」として、指定信用情報機関に登録されてしまいます。
バンクイックの審査に通らなかったからといって、次の金融機関で融資の申し込みをしたとしても、指定信用情報機関には「虚偽の申告をした人物」として登録されているので、審査に通る可能性は低いでしょう。
もちろん、「審査に落ちた」という情報も、登録されてしまうので、一度審査に落ちると、負のスパイラルにはまってしまう可能性があります。「次々申し込んではいけない」と、言われるのは、こういう理由があったからなんですね。
バンクイックも、この指定信用情報機関は、必ず確認しています。これが、審査基準のふたつ目だと思っていいでしょう。
申し込む際、ウソは厳禁と心得よ
バンクイックの審査基準、わかりましたか?バンクイックだけではありませんが、すべての金融機関は、申し込んできた人の、すべてのことをお見通しだと思っておきましょう。
個人の属性でウソの申告をしたところで、必ずバレてしまいます。他社からの借入状況なども、ウソをついたところで、指定信用情報機関がある限り、必ずバレるのがオチだというのがわかりますよね。
少しでも自分をよくみせようとする心理はわかりますが、お金を借りるところでウソは厳禁だと心得ておきましょう。見栄を張るのではなく、困っているところをアピールしたほうが、融資に関してはいいと思いますよ。
とにもかくにも、「素直になる」「恥ずかしいことでも正直に申告する」することが大事で、「困っているから助けてください」という姿勢が伝われば、おのずと審査に通る可能性は高くなるはずです。
お金を借りることが「恥ずかしいこと」と、捉える人はまだまだいますが、決して恥ずかしいことではありませんよ。後ろめたく思う必要はありません。借りたら返せばいいだけの話しです。
審査に通るための裏ワザ
バンクイックの審査基準というのがあるのはわかったと思いますが、そんなバンクイックの審査に通るためにやっておくべきこと、というのがあるのはご存じですか?ちょっとした裏ワザではありますが、やっておくと、審査に有利なのは間違いありませんよ。
- 三菱UFJ銀行の口座を開設しておく
- できる限り取引実績をつくっておく
三菱UFJ銀行の口座を開設しておく
バンクイックというのは、言わずと知れた三菱UFJ銀行のカードローンですよね。そのため、バンクイックの審査で、「三菱UFJ銀行と取引がある人」というのは、間違いなく有利になります。
三菱UFJ銀行との取引というと、いちばん簡単なのは「銀行口座の開設」です。三菱UFJ銀行で口座を開設は、窓口に行けばすぐにできるので、バンクイックを考えている人であれば、とにもかくにも口座開設ですよ。
できる限り取引実績をつくっておく
三菱UFJ銀行で、銀行口座を開設したら、さらに取引実績を増やすためにも、その口座へ給与振込をおこなうようにしましょう。毎月三菱UFJ銀行の給与が振り込まれるというのは、取引実績としてかなり高評価となります。
さらには、クレジットカードの引落しの口座として利用する、光熱費などの支払いの引落し口座に利用すれば、さらに高評価となるのは間違いありません。
三菱UFJ銀行と取引がある人と、ない人では、バンクイックの審査にも大きな違いがでるはずです。バンクイックは銀行カードローンだということをうまく利用して、少しでも審査を有利にしたいものですよね。
【参考ページはこちら】
バンクイックの審査基準は緩いの?