「三菱東京UFJのバンクイックですでに借入をしているけど、利用限度額が少なくて足りない・・・」
そんな悩みを抱えている方がおられます。一つの方法はバンクイックの増額申請をする方法、そしてもう一つはバンクイック以外にもう1枚カードを持つ方法です。
一体どちらか良いのでしょうか?そして、もう1枚カードを持つことにした場合、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
以下に検証してみましょう。
増額か、もう1枚カードを持つべきか?
増額することには確かにメリットがあります。例えば、同じ三菱東京UFJからの借入ですから、返済日が統一され、物事が複雑化することを防げます。
(⇒バンクイックで2回増額するには?)
また、同じ一枚のカードの利用限度額が増えるので、低い金利で借り入れることが可能になります。
ただ、増額申請にも難点があります。それは最初の借入から一定期間が経過しないと無理 ということです。
バンクイックから借り始めて2ヶ月たって、利用限度額が不足していることに気づき、すぐに増額申請をする、ということは不可能なのです。なぜなら、たったの2ヶ月だと取引記録も不足しているので、三菱東京UFJも審査のしようがないんですね。
ですから、このような状況においてはもう1枚のカードを持つ、という選択肢しかない ことになります。この選択をした場合に、多重債務になって物事が複雑になること、支払う金利がかさむことは不可避のデメリット、ということになります。
気をつけるべきなのは総量規制
さて、バンクイック以外にもう1枚カードを持つことにした場合、まず気をつけるべきなのは総量規制です。
総量規制っていったいどんな制度なの?
よく聞くフレーズでわかっているようで意外にわかっていないこの制度、もう1度振り返っておきましょう。
総量規制とは個人が1年間に借り入れることができる金額は年収の3分の1に限られる というものです。
この制度趣旨は貸金業法でこうした縛りをかけることにより、貸金業者の貸しすぎ、債務者の借り過ぎを防ぐことにあります。
しかし、注意すべき点として、この貸金業法の対象は消費者金融、サラ金、街金といった人たちであり、銀行は含まれていない、ということです。
なぜなら、銀行には別の銀行という専門の法律がありますので、貸金業法の規制は受けないんですね。
ですから、もし、三菱東京UFJで増額申請をするなら、この総量規制は気にする必要はありません。また、バンクイック意外に別の銀行カードローンから借り入れる場合もこの規制をうけることはありません。
しかし、いわゆる消費者金融や銀行「系」カードローンからもう1社借入れよう、と考えておられるなら、この規制のことを忘れることはできません。
ですから、すでにバンクイックから借入れている場合、まずは自分の借入額を確認し、次の1枚目をどこにするかを決める必要があります。
借りるなら銀行カードローン、それとも消費者金融?
まずは以下の金利比較表を御覧ください。
会社名 | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
みずほ銀行 | 4.0~14.0% | 10~1000万円 |
オリックス銀行 | 3.0~17.8% | 800万円 |
三井住友銀行 | 4.0~14.5% | 10~800万円 |
楽天銀行スーパーローン | 4.9~14.5% | 10~500万円 |
じぶん銀行じぶんローン | 3.9~17.5% | 10~500万円 |
アコム | 4.7~18.0% | 1~500万円 |
アイフル | 4.5~18.0% | 1000~500万円 |
ご覧になって気づかれることがあると思います。それはアコムとアイフルという消費者金融の最高金利が18%に対して、銀行カードローンの金利はそれよりも最高4%程度低く設定されている、ということです。しかも、銀行カードローンのほうが限度額も多めになっています。
と思われるかもしれません。しかし、悲しいかな、金利が低い、ということはそれだけ審査基準が高い ということなのです。
しかも、忘れてはならない点として、すでにバンクイックから借りており、2枚目となれば、それだけ審査も難しくなることは必死です。それで2枚目にやはり銀行カードローンを選びたいのは山々ですが、結果的には審査のゆるい消費者金融から借りるという選択が無難でしょう。
消費者金融であれば、バンクイックから借りていても、長期の延滞をしていなければ、審査通過は問題ないと思われます。繰り返しになりますが、その際には総量規制にはくれぐれも気をつける必要があります。
おすすめは銀行系カードローン
さて、消費者金融の中にもピンからキリまであります。小さないわゆる街金と呼ばれるような会社から、銀行系カードローンと呼ばれる消費者金融もあります。
銀行系カードローンとは、実質は消費者金融ですが、銀行の子会社となって、資本面で提携している会社のカードローンのことです。
例えばプロミスのホームページを開いてみましょう。すぐに目に入るのは
アコムはどうでしょうか?
とあります。これらの会社がまさに銀行系カードローン なのです。
もしバンクイックでカードローンをすでに持っているなら、是非これらの銀行系カードローンを検討してみることをおすすめします。ただ、注意すべき点として、「銀行系カードローン」といっても貸金業法の規制を受けるため、総量規制外にはなりません。
ですから、借りる前にはバンクイックからの借入履歴をまずよく調べて、自分の収入と比較して、返済の計画を立ててから借りるようにしましょう。
【参考ページはこちら】
バンクイックとその他カードローンの比較