バンクイックはカードローン、それは有名ですよね。ですが、カードローン=借金、借金=消費者金融だと考えている人も多いのではないでしょうか。個人でお金を借りるところ=消費者金融だというイメージはどうしても強くなってしまいますが、銀行が個人に対してお金を貸すことも一般的になってきました。
無担保・無保証人のカードローンを取り扱っている銀行は多く、利用者も増えてきています。バンクイックも銀行カードローンの1つなんです。バンクイックがどういうものなのか、銀行と消費者金融の違いは何なのか、チェックしてみましょう。
バンクイックは銀行カードローン
バンクイックというのは三菱東京UFJ銀行が取り扱っている銀行カードローンです。銀行カードローンの特徴は、金利が低い、利用限度額が高い、この2点が代表的だと言えるでしょう。
銀行カードローンが低金利で利用できるのは、銀行そもそもの利用者が多い事、企業への高額融資をすることで収益を上げることが出来ている事などが理由となっています。
多くの人が利用していれば金利が低くても確実に収益を上げることが出来ますし、大きな融資をしていればそれだけ金利収益も大きくなります。ですから、個人向けの少額融資でも低金利で貸し付けることが出来るわけですね。
銀行が行っている融資は担保や保証人が必要だというイメージもあるかもしれませんが、カードローンは消費者金融が取り扱っているものと同様に担保も保証人も不要で利用できる貸し付けなんです。
ただ、低金利での貸し付けはリスクもあります。確実に返済をしてくれる人を見極める必要があるわけですので、審査は厳しくなる傾向にありますね。
限度額 | 金利 | 特徴 | 条件 |
---|---|---|---|
最高500万円 | 4.6~14.6% | 最短30分審査回答 | 返済を自動支払いにする場合 三菱東京UFJ銀行の普通預金口座が必要 |
審査時間も特に日数がかかるわけではなく、最短30分で回答がありますし、テレビ窓口で申し込みをすれば最短40分でカード発行が行われます。バンクイックは急いでいるときにも助けになるカードローンだと言えるでしょう。
消費者金融とは
では消費者金融とはどういう所なのでしょうか。消費者金融は貸金業者とも言い、一般的には個人向けに無担保・保証人なしでの貸し付けを行うところですね。対象が企業、法人ではなく個人であるというのが銀行との大きな違いの1つです。また、銀行は銀行法という法律の適用となりますが、貸金業である消費者金融は貸金業法という法律の適用となる点も違います。
そして、この適用法律が違うことで利用者に大きな影響を与えるのが総量規制です。総量規制は貸金業法内で定められた借入可能金額の上限のことで、年収の3分の1までしか借りることが出来ないというものです。これは1か所の消費者金融、貸金業の上限ではなく合算になりますから、個人が貸金業から借りることが出来る金額の上限が年収の3分の1だという事ですね。
銀行は貸金業法と無関係ですので総量規制は関係ありません。ですから、より多くの金額を借りたいと希望するのであれば銀行カードローンでなければ無理という事なります。もちろん、銀行で大きな金額を借りるためには審査も厳しくなるという事は覚えておかなければいけません。総量規制があるなら消費者金融を利用するメリットはないのでは、と考えるかもしれませんが、消費者金融を利用するメリットも当然あります。
- 銀行よりも審査に通りやすい
- 借入れまでがスピーディー
- 総量規制があるので借りすぎる心配が少ない
消費者金融にもこのようなメリットがあるわけです。ただ、金利が高めになり利用金額も低くなってしまうデメリットがあることは確かですので、自分の状況に応じて銀行カードローンを利用するのか、消費者金融を利用するのか検討してみると良いでしょう。
大手消費者金融のカードローン
バンクイックの商品内容については紹介しましたが、ここでは大手消費者金融がどのような内容で貸し付けを行っているのか紹介してみましょう。
消費者金融名 | 限度額・金利 | 特徴 |
---|---|---|
プロミス | 1~500万円 4.5~17.8% |
最短30分で審査回答 |
モビット | 1~800万円 3.0~18.0% |
10秒で簡易審査結果表示 |
アコム | 1~500万円 4.7~18.0% |
審査時間最短30分 |
大手の消費者金融であれば利用限度額の上限も高額になってきますが、最高500万円という限度額を設定してもらうためにはその3倍である1,500万円の年収が必要となってきます。500万円の融資を消費者金融から受けることは多くの人が難しいと考えて良いでしょう。
(⇒バンクイックと他社カードローンの比較)
金利も最低金利を見ると銀行と変わりありませんが、利用限度額が低くなれば最高金利の適用になる可能性が高くなります。バンクイックが14.6%、アコムは18.0%を最高金利としていますので、ここで3.6%もの差が出てくることになります。
金利で3.6%というのは大きな差になってきますので、やはり銀行カードローンの方が低金利で返済負担が少ないというのは確かですね。
消費者金融は審査は甘いが総量規制対象
双方のメリット・デメリットを把握しましょう
消費者金融も銀行もお金を借りた以上は返済しなければいけませんから、計画的な利用を心掛けることに違いはありませんよ。
バンクイックの返済方法
バンクイックでは2つの返済方法があります。自動支払いによる返済と、ATMによる返済です。好きな方法、便利だと思う方法を選択することが出来ますね。
やはり銀行カードローンですから、返済方法を自動支払いにする場合はその銀行の普通預金口座は必須となります。自動支払いは毎月返済日に自動的に返済を行ってくれる方法ですから楽で確実、そして安心な方法ではありますが、普通預金口座を持っていなければ利用することは出来ません。
ただ、自動支払い以外にもATMからの返済という方法を選択することが出来ます。この方法であれば口座は不要ですし、指定返済日までに返済金額を振り込めばOKです。自分のタイミングで返済できるという点はメリットと言えるかもしれません。ただ、返済日を忘れてしまえば1日遅れるごとに遅延損害金が発生します。
遅延損害金を上乗せした返済金額を振込・入金する必要がありますので金額を確認しなければいけません。遅延損害金を含めた最低返済金額は第二リテールアカウント支店に電話をすることで確認することが可能です。通常の返済金額よりも多くなりますので、しっかり確認してから返済するようにしましょう。また、遅延損害金は1日ごとにかかってきますので返済遅れに気づいたら速やかに返済することが重要です。
返済日を忘れてしまうかもしれない、そういう人は事前にEメールで知らせてくれるサービスを利用するようにしましょう。もちろん利用は無料です。
まずは返済期日の3営業日前にメールが来て、返済が行われていないときは返済期日の翌日にもメールが来るというものです。Eメールサービスを利用したいのであれば、新規申し込み時にEメールサービスの欄で「希望する」を忘れずにチェックしておくようにしましょう。
まだEメールサービスを利用していない、新規申し込み時にチェックするのを忘れてしまった、その場合は会員ページのEメールサービス登録から登録することが出来るようになっています。会員ページをチェックしてみましょう。
公共料金未払いでブラックに!?
バンクイックは銀行カードローンですから審査は厳しい方になります。与信に不安があれば利用できないことも多くなっています。ブラックであれば特にですね。
(⇒ブラック歴がある主婦はバンクイック使える?)
ブラックというのは借金の返済が出来なかった人がなってしまうと思っていませんか?借金をしたことが無い人でも知らないうちにブラックになってしまう事があるんです。例えば公共料金の支払い未払いもそうなんですよ。
公共料金を毎月振り込みや口座からの自動引き落としという方法で支払っていれば問題ありませんが、クレジットカード払いにしていて延滞すればそれはブラックになる対象となってしまいます。
クレジットカードの支払いも個人信用情報に登録されていますので、延滞すれば当然事故情報として記録されてしまいます。そうなればブラックという扱いになるんです。公共料金だけではなく携帯電話本体の料金支払いも個人信用情報への登録対象ですね。
携帯電話の本体料金を分割払いすることが主流となっていますが、この支払いが滞ってしまえばブラックになる可能性があります。2・3か月の延滞でブラックになりますので十分注意しておきましょう。
公共料金や携帯電話本体の料金については、電気・ガス・水道が使えなくなるだけ、携帯電話が使えなくなるだけという認識があるかもしれませんが、ブラックになってしまえば新規ローン契約が5年間ほど困難となってしまいます。
それを防ぐためにも、借金の返済に限らず料金の支払いをきっちり行っておくことが重要になるんです。
公共料金がクレジットカード払になっているときは
支払い遅れ、延滞に十分注意しましょう
【参考ページはこちら】
バンクイックは対象?総量規制の疑問解消!