以前は、日本は終身雇用だといわれていた時代もありましたが、今では、転職を行うことが、珍しくない時代に変わりました。何回も転職して自分に合った仕事を探すことに抵抗がない人が増え、会社も中途で採用するのが当たり前になっています。
転職自体がマイナスになる時代はすぎて、中途採用者が新卒にハンディを感じることも少ないでしょう。むしろ経験を積んでいるぶん、有利になっていると感じているのではないでしょうか。そのため、今まで転職がマイナスになるということを、考えたことは、ないかもしれません。
三菱東京UFJ銀行のカードローン、バンクイックの増額申請は、転職がマイナスになることがあります。
転職してから後悔しないためには
はっきり言えば、転職は、増額審査のマイナス要因です 。そのため、できれば転職することを決めたときや、迷っているときに、今後のことを考えて転職する前にカードローンの増額申し込みを行うのがベストです。
転職を考えていること自体が、審査に影響することはありませんから、転職の影響を受けずに審査がおこなわれますので、増額の申し込みも転職後よりは、すんなりと通る可能性があります。その後に転職をしても、増額審査自体は終了していますから、増額した金額の借り入れが可能です。
転職後と、転職前では、増額の申し込みをしても、増額できる金額に大きな違いが出ることもありますし、最悪、増額審査自体が通らない可能性もあります。転職を考えている人や、迷っている人で、今後増額の希望がある人は、できるだけ転職をする前に、増額の申し込みを済ませておくことをお勧めします。
増額を申し込む前に確認すること
そうはいっても、すでに転職をしてしまった人はどうすればいいのでしょうか。転職後は全く可能性がないのでしょうか。過去の利用状況にもよりますが、転職のマイナスポイントさえカバーできれば、増額の可能性は充分にあります 。
一番ダメなのは、転職した事実を隠すことです。転職したことが不利になるからといって、転職の事実を隠して、増額の申し込みをおこなっても、審査のときには在籍確認が行われます ので必ずわかってしまします。それだけは、絶対に行わないで下さい。
正直に事実を申請していれば、もしかしたら審査に通った可能性がある場合でも、虚偽の申請をおこなえば、その事実をもって審査には、必ず落ちます。転職したのに、まだ勤務先の変更を行っていない人は、増額したいのなら今すぐに変更届を提出してください。
増額審査でチェックされるマイナスポイント
それでは、増額審査ではどのようなことが審査されるのでしょうか。基本的には、最初にカードローンを申し込んだときと同じ内容の審査がおこなわれます。そのため、先ほど書いた在籍確認や、個人信用情報も再度審査されることになります 。
(⇒バンクイックの審査基準を教えて)
年収の審査
最初に申し込んだときから比べて年収が上がっていれば増額申請は通りやすくなります。そのため、転職は多くの場合不利になるのです。ただし転職によって年収が上がっていれば、増額審査に有利になります。
勤続年数の審査
勤続年数が、どうして問題になるかというと、勤続年数が長ければ、以前ほどではありませんが年功序列という日本の雇用習慣の影響もあり、給料も上がっていくことが多く、収入も安定していると判断されていました。
それに対して、勤続年数が短い場合は、転職を繰り返している場合もあり、安定した収入が見込めないと判断されています 。会社を辞めれば収入は、次の就職先が決まるまではありませんし、就職先が決まって働いても、以前ほどの収入が得られるかどうかは定かではありません。
そのため、勤続年数が1年未満の場合には、審査に不利な影響を与えることになります。転職したばかりのときはどうしても、勤続年数が短くなります。転職した場合には、年収と合わせて勤続年数が、増額審査に不利な材料となります。
増額審査でチェックされる今までのマイナスを挽回するポイント
これまでは、転職が増額審査にマイナスになる材料について説明してきましたが、これは、個人の努力では、どうすることもできないことです。これから説明する項目が、最初に申し込んだときに比べてプラスになっていれば、先ほどの増額審査のマイナス材料を帳消しにしてくれる可能性があります。
これまでの利用実績が重要
カードローンバンクイックの申し込みをしてから、今までの利用状況が確認されることになります。きちんと借りて、きちんと返していれば、評価が高まります。返済も、毎月の最少額ではなく、上乗せして返済していれば、利用限度額を増額してもきちんと返せるはずということでプラスポイントです。
逆に、一回でも、返済が遅れることがあると、増額は難しいでしょう 。またカードローンを全く利用していないか、少額しか利用していないときは、同様に増額は難しいかもしれません。
他社からの借り入れが増えていない
カードローンバンクイックを申し込んだときに、金融機関は個人信用情報を照会しています。その後は、特に理由がない限り信用情報の照会はおこないません。そのため、増額審査で二度目の照会がおこなわれることになります。
増額審査の照会で、以前に比べて、他社借り入れが増えていると、マイナスポイントです。逆に他社借り入れが無くなり、バンクイックに絞られていればプラスポイントです。
できれば、増額の申し込みの前に、他社の返済は完了しておきたいものです。また現在は使用していないカードの借入枠も把握されますので、使用の予定がなければ解約しておく方がよいでしょう 。
増額審査に通るためのポイントは?
増額審査に通るためには、上記の挽回ポイントできっちり得点を稼ぐことが必要です。逆に挽回ポイントで失点すると審査に通らない可能性が高まっていきます。挽回ポイントで失点しないように普段からの努力が必要です。
結局、普段からきちんとした利用実績が残るように、努力をしていて実績も残っていれば、転職の有無にかかわらず、審査に通る可能性が高く、その逆に、普段の努力が足りない人は、審査に通ることは厳しいのではないでしょうか。
増額審査にかかる時間は、どのくらい
増額審査にかかる時間は、おおよそですが、最初の申し込みにかかった時間が目安になります 。最初の審査と同じような審査が再度行われるため、最初のカードローンの申し込みから、結果がわかるまでにかかった時間が3~4日なら、増額審査にかかる時間も3~4日くらいになるでしょう。
それでも増額審査に通らなかったときには
増額の申し込みをしても審査に通らなかったときには、どうしたらよいのでしょうか。審査に落ちた理由は、金融機関に聞いても教えてくれないため、転職が理由なのか、それ以外の審査で落ちたのかはわかりません。転職が理由ならば、下記の点に気をつけて対策をおこなってください。
すくなくとも、転職後半年以上たってから申し込む
増額の額にもよりますが、出来れば最低でも1年以上の勤続年数は欲しいです。ただし、半年以上の勤続年数があれば、条件次第では、審査に通ることもあります。そのため、勤続年数が半年未満で申し込みした人で、審査に落ちた人は、最低でも半年以上の期間をあけて、再度申し込むとよいでしょう。
増額の方が、他社で新規に申し込むより金利が低いなどの優位がありますので、安易に他社で借り入れを増やすよりは、半年後に再度申し込む方をお勧めします 。他社の借り入れ件数が増えると増額審査にもマイナスとなります。
再度申し込むまで利用実績を積む
再度申し込みを行うまでは、カードローンを利用限度額いっぱいまで利用して、最低返済額より多い額を毎月返済して、少しでも早く完済することを目標にしてください。その実績が、増額申し込みの審査で評価されるはずです。
転職後にバンクイックの増額審査に通るためのまとめ
転職後に、三菱東京UFJ銀行のカードローンバンクイックの増額申請をおこなうときには、転職が、増額審査にはマイナスになることを、理解してください。ただし、審査にプラスになる項目を理解して、実践できていれば、じゅうぶんに挽回が可能です。
【審査にプラスになる項目】
- たくさん借りて、きちんと返す、早く返せればさらによく、実績が積み重なっている
- 他社からの借り入れが増えていない、減っていればもっとよい
また審査に落ちたときにも、あきらめずに実績を積み重ねれば、半年後に申し込んだときには審査に通る可能性が高まっているはずです。三菱東京UFJ銀行に、このひとなら、もっとお金を貸したいと思ってもらえるようにすることが結果として増額に結びつくはずです。
【参考ページはこちら】
バンクイックはいつから増額可能になる?