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借金の一本化はどうする?バンクイックでの借換えを徹底解説!

消費者金融などのローンを利用している方の中には複数のローンから多額のお金を借りている方も多くおられますね。そんな方が少しでも楽に返済ができるように消費者金融では借換えローンやおまとめローンが登場しています。

今人気を集めている三菱東京UFJ銀行のカードローン・バンクイックにはそのような借換えローンは見当たりませんが実際にないのでしょうか。また、バンクイックには借換えローンとしての機能はないのでしょうか。

そこで今回はバンクイックが借換えローンとして利用できるかどうか、利用できる場合どのように利用したらよいか、どのような点に注意したら上手く活用できるか、といったバンクイックでの借換えについて説明していきましょう。

バンクイックでのローンの借換えは可能なのか?

三菱東京UFJ銀行のホームページをみているとバンクイックには借換えローンとしての利用に関する説明は見当たりませんが、借換えローンとしても利用することは十分可能です。ここではその点について説明していきましょう。

バンクイックならスペック的に借換えは十分可能です!

ローンの借換えとは、今お金を借りているローンを解約することを前提により低い金利で融資してくれる新たなローンと契約しそこから借りたお金で今まで借りていたローンの借金を返済することです。

新たなローンから低い金利でお金を借りることで今までよりも利息の負担が少なくなって、毎月の返済が楽になり完済へと進みやすくなるわけです。つまり、借換えローンとして機能するには低い金利であること、借換えるだけの融資額の提供が必要となりますね。

バンクイックのスペックは金利が4.6%~14.6%で、利用限度額が最高500万円までとなっています。一方、大手消費者金融の金利は4.5%~18.0%、中小消費者金融は8%~20%とバンクイックよりも高めで、特に上限金利で大きな差が開いています。

つまり、バンクイックのスペックは消費者金融などのローンの借入れから借換えるのに十分利用できるスペックといえるでしょう。

表1:金利と利用限度額

事業者 金利 利用限度額
バンクイック 4.6%~14.6% 500万円
A社(大手消費者金融) 4.7%~18.0% 500万円
B社(大手消費者金融) 4.5%~18.0% 500万円
C社(中小消費者金融) 7.8~18.0% 500万円
D社(中小消費者金融) 8.0%~20.0% 500万円
E社(大手信販会社) 4.5%~18.0% 500万円
F社(大手信販会社) 5.8%~17.8% 500万円

バンクイックでの借換えの例

バンクイックでも消費者金融などのローンから借換えで利用できることがわかりましたが実際にどのようケースで利用できるか知りたいですよね。そのため具体的な例を示して説明することにしましょう。

例えば、大手消費者金融のA社で金利が17.0%で70万円を借りているとします。もしこの借金を返済するためにバンクイックから金利12.6%で70万円を借りることができたら毎月の返済も多少は楽になるのではないでしょう。

バンクイックの場合、適用される借入利率は契約する利用限度額に応じて設定され、50万円超100万円以下の限度額で契約する場合の利率は12.6%になっているのです。そのため上記のような借換えも実現可能というわけですね。

また、A社から金利18.0%で50万円(24回返済)、D社から金利18.0%で30万円(24回返済)、E社から金利17%で50万円(24回返済)といったように複数のローンから多額のお金を借りているケースにも対応できます。

上記3社からの130万円の借金をバンクイックから金利11.6%借りて返済すると毎月の返済額60963円、合計の利息は162859円となり、毎月の返済額は3697円、合計利息は86236円削減可能となります。

以上のようにバンクイックの現状の借入条件にしたがって他社ローンでの借金を返済すると毎月の返済額と利息の負担が大きく軽減されることもあるので検討してみてはいかがでしょうか。

表2:毎月の返済額と利息合計

ローン 毎月の返済額 利息合計
バンクイック 60952円 162859円
A社 24962円 97375円
D社 14977円 58423円
E社 24721円 93297円
(3社合計) (64660円) (249095円)

消費者金融などの借換えローンやおまとめローンとの違いは何か?

消費者金融などでは借換えローンやおまとめローンといった商品がみられますが、バンクイックではそのような商品や条件設定は特に見当たりません。それでは消費者金融とバンクイックで借換えする場合、両社にはどのような違いあるのでしょうか。

ここでは両者の借換えでの違いや特徴を確認することにすます。

消費者金融は借換えの場合は例外の貸付が適用されます

複数のローンからお金を借りている場合、それをまとめ返済するには新たに多額の借入れが必要となる可能性が高くなりますね。そのため消費者金融から借りようとしても総量規制の適用により融資が受けられないということもあるでしょう。

しかし、この総量規制には例外規定があり、利用者が一方的に有利になるケースでは貸金業者は利用者の年収の3分の1を超えて融資を行うことが認められています。そのため多くの消費者金融ではこの例外規定に沿って借換えローンを設定しているのです。

表3:消費者金融B社への借換え例

他社借入内容とB社で借換える内容 30日間の利息
他の消費者金融(債務) S社:17%60万円
T社:16%60万円
U社:18%60万円
S社:8383円
T社:7890円
U社:8876円
消費者金融B社 B社:15%180万円 B社:22191円
(借換えのメリット) B社に借換えると利息が2958円軽減できる 2958円の差

例えば表3の例にあるように、年収が450万円の方が消費者金融3社から180万円を借りている場合に、B社の借換えローンを利用して180万円を借り既存の借金を返済することができます。

金利が低くなり利用者に有利となる場合は総量規制の例外として適用されるので利用者は年収の3分の1を超えてB社などの消費者金融からでも借りられるということなのです。

一方、バンクイックでは借換えに関する条件や制約は一切見当たりませんね。銀行カードローンであるバンクイックはそもそも総量規制の対象外であるため、同ローンの判断で利用者にいくらお金を貸しても法的には問題がなく自由に融資することができるのです。

バンクイックは金利や限度額など業界トップクラスの借入条件を用意しているので、わざわざ借換えローンとしての条件設定をしなくてもその利用に十分耐えられると判断しているのかもしれませんね。

バンクイックと消費者金融の借換えでの違いは?

消費者金融などの借換えローンの条件設定は総量規制の例外として設定しているため通常のローン内容よりも制約が加えられ条件が異なることもあります。

例えば、大手消費者金融のB社では借換えローンの条件として、金利12.0%~17.5%、資金使途は他社借入金の借換えのみ、借入金は貸金業者のものが対象、などが設定されているのです。

つまり、消費者金融などの借換えローンでは他社の借入金の返済だけしか利用できないという制約が加えられることがあり、その場合他社借入金の返済後はひたすら返済するだけのローンになってしまいますね。

一方、バンクイックを利用する場合、利用者が既存の他社債務にいくら返済しようが、返済以外にいくら使おうがまったく関係なく借入れ・返済が自由に行えます。また、金利面でも特に制約がないので利用者の状況に応じた金利が適用されることになりますね。

つまり、バンクイックは消費者金融の借換えと比べより自由度の高い借換えを実現できるとともにより低い金利で利用できる可能性があるといえるのではないでしょうか。

表4:借換えローンの条件

条件内容 バンクイック 消費者金融B社 消費者金融X社
金利 4.6%~14.6% 12.0%~17.5% 6.3%~17.8%
利用限度額 500万円 500万円 300万円
使途 自由 他社借入金の借換えのみ 他社借入金の借換えのみ
その他制限 特になし 借入金は貸金業者のもの 借入金は貸金業者のもの

バンクイックで借換えのメリットを出すためには?

ここではバンクイックで借換えすることのメリットやどのようにしてメリットを享受するかといったことについて確認していきましょう。

借換えのメリットは返済額と利息を試算して確認する

バンクイックを他社借入金の借換えとして利用する場合の最大のメリットは低金利を活かした利息の軽減ということになりますが、そのためには現在の借入額に対する利息とバンクイックで借換えた時の利息の差を把握しておく必要がありますね。

バンクイックの適用金利は契約する利用限度額の大きさによってかわってくるので、その関係をしっかり把握した上で他社借入での利息に対してどれだけ削減できるのかというメリットを確認して借換えるべきでしょう。

バンクイックの限度額は300万円までは50万円刻みで設定されているので、その額にあわせて他社借入額からの借換えのメリットを確認することにします。表5は他社借入高の返済額と利息合計を示し、表6はバンクイックで借換えた場合の例を示しています。

例えば、他社借入額50万円をバンクイックに借り換えると、毎月の返済額は24962円-24148円=814円減少し、利息合計は97375円-79551円=17824円少なくて済みます。

また、他社借入額150万円をバンクイックに借り換えると、毎月の返済額は51997円-49535円=2462円減少し、利息合計は371916円-283259円=88657円少なくて済みます。

さらに、他社借入額250万円をバンクイックに借り換えると、毎月の返済額は83035円-78456円=4579円減少し、利息合計は489273円-324406円=164867円少なくて済みます。

以上のような返済額と利息合計を計算するとバンクイックでの借換えがどの程度メリットがあるのか、ないのかが判断できるはずです。バンクイック並びに利用しているローンの返済シミュレーションを活用して試算することをオススメします。

表5:他社借入高の返済額と利息合計の例

借入額計 他社借入利率 毎月の返済額 利息合計
50万円
(24回返済)
18.0% 24962円 97375円
100万円
(24回返済)
17.0% 49442円 186604円
150万円
(36回返済)
15.0% 51997円 371916円
200万円
(36回返済)
13.0% 67387円 425948円
250万円
(36回返済)
12.0% 83035円 489273円

表6:バンクイックで借換えた場合の返済額と利息合計

借換額 バンクイック利率
(利用限度額)
毎月の返済額 利息合計
50万円
(24回返済)
14.6%
(10万円以上50万円以下)
24148円 79551円
100万円
(24回返済)
12.6%
(50万円超100万円以下)
47354円 136487円
150万円
(36回返済)
11.6%
(100万円超150万円以下)
49535円 283259円
200万円
(36回返済)
9.6%
(150万円超200万円以下)
64159円 309720円
250万円
(36回返済)
8.1%
(200万円超250万円以下)
78456円 324406円

バンクイックなら限度額の増額で金利も下がる!

消費者金融などの借換えローンで契約すると完済するまで基本的に金利は変更されることはほとんどないでしょう。しかし、バンクイックは消費者金融のような借換えローンと異なり利用限度額が増額されると金利が低下していく可能性があります。

バンクイックの利息計算は「利用期間中前日の最終残高について、付利単位を1円とし、1年を365日とする日割計算」となっているため、増額に成功して適用金利が下がれば借換えで借り入れた残高の利息が軽減されることになるわけです。

例えば、限度額が100万円から150万円へ増額が成功すれば金利は12.6%から11.6%へ低下することになるでしょう。そして、その時点の借入残高が新たな金利で利息計算されることになれば1%分の利息が少なくっていくことになります。

これも消費者金融の借換えローンとは異なるバンクイックによる借り換えのメリットの一つといえるでしょう。そのため限度額の増額のチャンスがあれば申請を積極的に検討していきたいですね。

バンクイックで借換えする場合の注意点とは

利用限度額が大きく金利の低いバンクイックは他社ローンからの借換えにも十分利用できることを確認してきましたが、その際に借換えのメリットを受け損なわないようにするための注意点を最後に確認していきましょう。

借換えを前提に申し込むべし!

バンクイックがいかに魅力的なローンであっても審査に通って利用できなければ何の役にも立ちません。つまり、審査に通る必要があるわけですが、「借換え」の場合不利になることがあります。

それは他社での借入額や借入件数が多いと審査で厳しい査定を受け不合格になったり限度額が低く抑えられたりする可能性が高くなるという点です。もちろん申込者の収入・就業などに基づく返済能力や信用力の状態にもよりますが、債務状態も判定に大きく影響します。

そのため既存の他社借入額が不利にならないために申込時には借換えの目的でローン申請することをアピールするとよいかもしれません。他社の借入れは大きな不安要因なので、それが自社に置き換われば不安要因が軽減するという利点が借換えローンに生まれます。

実際にバンクイックでどの程度効果があるのかないのかは不明ですが、少なくともアピールして損することは何もないはずです。そして、アピールするためには電話やテレビ窓口で申し込むのがよいでしょう。

パソコンなどのインターネット経由や郵送では借換えとしての用途を説明することができないので、バンクイックのオペレーターと直接話せる電話やテレビ窓口で申し込む必要があるのです。

さらに相談として限度額や金利の希望をしっかり伝えておくほうがよいでしょう。「他社ローンの借換えのために限度額は100万円で金利は12.6%でお願いできないでしょうか」と伝えておくのです。ダメモトなので希望だけはいっておいてはどうでしょうか。

ただし、あまり現在の厳しい状況をアピールし過ぎるとバンクイックとしては不安に思う可能性もあるので注意しておきましょうね。

繰り返し利用可能なので借り過ぎにご注意!

消費者金融の借換えではないのでバンクイックでは利用限度額内であれば繰り返しの利用が可能です。つまり、他社ローンの借換え目的でバンクイックから一定額のお金を借りたとしても限度額に達していなければさらにお金を借りることができます。

消費者金融の借換えローンの場合は、返済以外での利用ができず借りれば後は返済のみとなりますが、バンクイックでは上記のように限度額内での自由な利用ができるというメリットが得られますね。

しかし、限度額いっぱいまでは常に借りられるので借入れを抑制しないと借入残高をなかなか減らすことができなくなってしまうかもしれません。

例えば、他社借入額100万円の借換え目的でバンクイックに申し込み限度額150万円で契約できた場合、バンクイックから100万円借りて既存の借金100万円を返済した後、バンクイックからあと50万円を借りることができますね。

消費者金融の借換えローンなら100万円借りれば後は返済のみとなりますが、バンクイックではあと50万円借りられるので、ついつい借入れしたくなるでしょう。そうして気が付くと限度額いっぱいの150万円まで借りていることはよく起こることです。

このように借入残高を無計画に増やしてしまえばせっかくの借換え目的での利用は意味がなく単に返済を苦しくさせるだけになりかねないので、しっかりとした利用計画をもってバンクイックを活用してほしいですね。

増額審査の結果限度額が減少することもある!

バンクイックではある程度の利用期間ごとに利用限度額の増額案内が発信されることがありそれに基づいて増額申請すると増額の成功率が高いといわれています。

しかし、その増額案内を受けて申請する或いはそれとは関係なく自ら申請する、のどちらであっても増額審査に落ちることもあるのです。例えば、転職して年収が大きく下がった、他社の借入が大幅に増えた、信用事故を起こした、などがあれば落ちることもあるでしょう。

審査に落ちてしまうと、それによって限度額が減額され金利が引き上げられることは決して珍しいことではないのです。例えば、限度額100万円、金利12.6%での利用が、限度額50万円、金利14.6%の利用に変更されるという可能性もあるわけです。

もしそのような限度額の減額の前までに他社ローンの借入れを返済していないとバンクイックを利用した借換えができなくなってしまうかもしれません。そのため増額申請する場合はそうしたリスクを考慮して行う必要があります。

先ほどのように収入が大きく減少する、信用事故を起こしたというような大きなマイナス評価となりそうな要素をチェックして、もし心当たりがある場合には増額申請は見送ったほうがよいかもしれませんね。

【参考ページはこちら】
バンクイックからの電話が決め手!カードローンの増額

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